参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
前回の記事で失業率と物価上昇率(インフレ率)の関係について解説しました。
この記事が理解できていないと、
スタグフレーションとは何か、理解できません。
なので、先にこちらをご覧いただきたいと思います。
⇒インフレ率(物価上昇率)と失業率の関係
そのうえで、スタグフレーションについて簡単に
解説していきたいと思います。
スタグフレーションとは?簡単に解説します
こちらのグラフは物価上昇率を縦軸に失業率を横軸にとったフィリップス曲線です。
失業率が下がれば必ず物価上昇率(インフレ率)が上がるんでしたね。
逆に
インフレ率を抑えようとすると
失業率がアップするんでした。
⇒インフレ率(物価上昇率)と失業率の関係
ですので、失業率を減らすことが大事なんだから
物価がどんどん上昇してもしょうがないと
1960年代のケインズ派は考えました。
でも、インフレに耐えても失業率がアップしてしまうということが起きたんです。
そして、失業率がアップすることを不況といいます。
で、失業率がアップする不況とインフレが同時に起こることを
スタグフレーションというんです。
つまりスタグフレーションとは不況とインフレが同時に起こることをいいます。
フィリップス曲線の理屈では
不況とインフレは同時に起こらないと考えていたからこそ
スタグフレーションという言葉に意味があるわけです。
でもフィリップス曲線のことを知らないと
不況とインフレが同時に起こることに
意味を見出せません。
そういった意味で、今回の記事ではフィリップス曲線の復習から入りました。