集中型多角化はアンゾフ先生が分類した多角化戦略の一種です。
他にもアンゾフ先生が分類した戦略があり、
別の記事で解説しています。
⇒水平型多角化とは?具体例を挙げてわかりやすく解説
⇒垂直型多角化とは?具体例を挙げてわかりやすく解説
今回は集中型多角とはどんな戦略なのか
解説していきます。
集中型多角化とは?
集中型多角化とは多角化戦略の一種なので
新製品を新市場に売り出す戦略なのは間違いありません。
⇒多角化戦略とは?例を挙げてわかりやすく解説
ただその新製品に集中型多角化の場合、
縛りがあります。
集中型多角化における新製品とはすでに自社内に存在している製品に対して
マーケティングと技術両方あるいはマーケティングのみ、技術のみを
駆使してできている必要があります。
それでは具体例を見ていきましょう。
集中型多角化の具体例
たとえばドッグフード製造メーカーのA社があったとします。
この会社、特に嗜好性を高める技術を持っています。
嗜好性とは喜んで食べてくれることです。
人間もそうですが犬も好き嫌いはあります。
ドッグフードを買って愛犬に与えても
食べてくれないことがあるんです。
そこで嗜好性を高めることで
喜んで愛犬が食べてくれる可能性が高まります。
話を元に戻して
この嗜好性を高める技術を人間の赤ちゃんが喜んで食べてくれる
離乳食の市場に参入したとします。
これはまさに集中型多角化ですね。
嗜好性を高める技術を利用して
別市場に参入したわけですからね。