前回、市場浸透戦略について解説しました。
⇒市場浸透戦略とは?具体例を挙げてわかりやすく解説
今回の記事では製品開発戦略について解説します。
【わかりやすく解説】製品開発戦略とは?
市場浸透戦略は既存の市場で既存の製品の売上を増やすための戦略のことでした。
これに対して製品開発戦略は既存の市場で新製品を開発するか、
製品を改良して販売することで
会社を成長させる戦略のことです。
ですから、市場浸透戦略も製品開発戦略も
どちらも既存の市場で勝負することに違いはありません。
ですが、市場浸透戦略では既存の製品でしたが
製品開発戦略では新製品の開発であったり製品の改良というところが
違います。
製品開発戦略の具体例
製品開発戦略とは既存市場(顧客)に対して新製品を開発したり
既存の製品を改良することで売上アップをはかる戦略のことでした。

なのでたとえば、チョコレートを作る会社だったとして
ただのチョコレートを、イチゴ味がついたチョコレートに改良して
販売するというのは製品開発戦略になりますね。
あるいはチョコレートでも、
脂肪を燃焼させるような成分を入れて、
新しいチョコレートを開発するのも製品開発戦略になります。

あと、映画館でも、今までは健常者のみのお客さんだけで
売上が成り立っていたけど、高齢者が増えてきたので
車椅子のお客さんも大歓迎の映画館に作り替えるのも
製品開発戦略といえるでしょう。
たとえば、野外で見れる映画館にすれば
車椅子の方でも問題なく楽しめますね。
こんな感じで既存の市場(お客さん)に対して
新製品を開発するか、あるいはすでにある製品に改良を加えて
販売するような戦略を製品開発戦略といいます。