2019年現在、どこに行っても歯科医院をみかけます。
しかも、歯科医院の数ってコンビニの数より多いんです。
日本全国にある歯科医院の数は約68000件、
コンビニの数は約55000件です。
歯科医院の数の方がコンビニの数より約13000件も多いんです。
コンビニも歯科医院も激しい競争社会になっているものと思われます。
ちなみに1年間に倒産する歯科医院の数は約20件です。
68000件ある歯科医院の中の20件ですから
少なそうに感じるかもしれません。
ですが、倒産ですから、
借金で首が回らなくなって歯科医院を辞めたた数なだけです。
おそらく経営が立ち行かなくなって
自主的に廃業した歯科医院の数を入れたらもっと増えるでしょう。
こんな感じで歯科医院みたいな歯科医師でなければ経営できない業界でさえも
競争が激しいわけです。
激しい競争を勝ち抜くためには
戦略が重要です。
この記事ではそもそも戦略とは何か、
具体例を挙げながら解説していきたいと思います。
戦略とは何か?具体例を使って解説
では具体的に戦略とはどういうことなのでしょうか?
経営戦略で有名な学者さんにマイケル・ポーターさんがいます。
マイケル・ポーターさんがいう戦略の定義を噛み砕いて説明してみますね。
戦略とは他の会社がパクれない商品とかサービス、
それから異質で価値の高いポジションを創造することをいいます。
戦略の具体例他の会社がパクれない商品とかサービスとは?
他の会社がパクれないとは、
たとえば、実際に存在する歯科医院ですが。
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子供専門で、しかも施設全体がサンリオというキャラクターグッズで
埋め尽くされている歯科医院があります。
さすがに、今まで大人も診ていた歯科医院が子供専門に変えるのは
かなり勇気がいることでしょう。
また、歯科医院全体をサンリオのグッズで埋め尽くすのも
気持ちの上で難しいでしょう。
勇気がいることですよね。
これは戦略の上で大事な他社がパクれないの具体例です。
戦略の具体例|異質で価値の高いポジションとは?
価値の高いポジション。
これは経済学でいうなら独占的競争市場のことです。
⇒独占的競争市場とは何か?具体例を挙げて解説
独占状態になるためには商品やサービスが
異質で価値の高いポジションである必要があります。
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具体例を挙げると、
生食パンで有名な『乃が美』があります。
乃が美は2年連続ヤフー検索食品部門で1位となっています。
おみやげとして『乃が美』の食パンは大人気です。
貰った人も大喜びです。
これなんか、高いポジションにいるといえるでしょう。
食パンなんですが、
柔らかすぎるぐらい柔らかいです。
今まで味わったことのない食感で
リピーターも多く、すぐに売り切れてしまいます。
これだけでも他社がパクれないですし、異質ですね。
こんな感じで高級なお菓子屋さんとか、
ロレックスなどのブランド品なんかは
戦略が練られていますよ。
また、他社がパクれないし価値の高いポジショニングなので
長生きします。
こういう長生きできる会社こそ成功している戦略だといえるでしょう。
戦略とは何か?具体例を挙げて解説まとめ
戦略というと、
大昔の関ケ原の合戦みたいに弓矢や剣で戦をしているところを
イメージする方も多いでしょう。
現在では弓矢の代わりに営業マンが名刺を持って
一軒一軒、飛び込み営業をしたり
剣の代わりにフェイスブックなどに広告を出したりして戦っています。
企業経営理論に登場する戦略とは
他の会社がパクれない商品とかサービス、
それから異質で価値の高いポジションを創造することをいいます。