参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
前回の記事で公定歩合について解説しました。
⇒公定歩合操作についてわかりやすく解説
そして公定歩合操作をした結果、
起こる効果として
・コスト効果
・アナウンスメント効果
の2つがあるんでしたね。
コスト効果についてはこちらの記事で解説しています。
⇒コスト効果
今回の記事ではアナウンスメント効果について解説します。
経済学に登場するアナウンスメント効果とは?
アナウンスメント効果は告知効果ということもあります。
通常はアナウンスメント効果といいます。
アナウンスメント効果というのはたとえば
あなたが日本銀行の総裁(一番偉い人)に選ばれたとしましょう。
ちなみに2020年時点の日銀総裁はこちらです。
必要ならあらゆる手段、政策協調で独立性揺らがず-黒田日銀総裁 – Bloomberg
•公衆衛生上の厳しい措置再導入なら、経済再び大きく抑制される
•状況に多少の変化、内外経済は今年後半から徐々に改善へ
.@daitojimari https://t.co/fpgnqG8hvl— Manami Ichi (@Manaming1) August 6, 2020
で、あなたはマスコミの人たちを呼びます。
あなたは日銀総裁の立場でマスコミに対して
「来月から日本銀行は公定歩合を下げることにします」
とアナウンス(告知)したとしましょう。
もし公定歩合を下げたら
前回の記事で解説したように
家計や企業にどんどんお金が流れてくることになります。
⇒コスト効果
公定歩合が下がる⇒家計や企業にお金流れる⇒消費が増え景気が良くなる
こういったことを予測し、設備投資増やし機械の台数を増やしたり工場を建設したりするでしょう。
すると乗数効果も働いてきます。
⇒乗数効果の計算式
⇒乗数効果とは?わかりやすく解説
結果、実際に景気もよくなってきます。
こんな感じで公定歩合を上げるとか下げるということを
アナウンスすることで、私たち家計や企業は消費や投資にお金を使い
結果、景気がよくなったりします。
なぜ景気がよくなったか?
それは日銀総裁がアナウンスしたからということから
アナウンスメント効果と言われています。
ただ、日本は現在公定歩合はありませんので
あくまで想像上の話になりますことをご理解ください。