「俺について来い！」
そんな古臭いセリフをいう男性は減ってきましたね。
今、「オレについて来い！」みたいな強気なことを
女性に言ったら、「嫌です。さようなら」
と言われそうな気もします。
やっぱり、男性も女性もそうですが
自分が周りが幸せになるように行動することで
その結果が自分に帰ってくるんだと思います。
そんな行動は、大手企業もやっています。
それを共通価値の創造経営といいます。
目次
共通価値の創造経営とは？
共通価値の創造経営はCSVともいいます。
CSVのCはCreatingの略で創造を意味します。
SはSharedで分かちあうとか共有するという意味です。
VはValueで価値という意味です。
ですから共通価値の創造経営とは
社会が必要としていることや問題に取り組んでいくことで
社会的な価値や企業的な価値を
共有（両立）できるようにする経営方法という意味になります。
それでは共通価値の創造経営そするための3つの方法について
解説していきたいと思います。
共通価値の創造経営方法1．商品や市場を再度チェックする
商品（製品）や市場を再度チェックすることによって
社会価値と企業価値が両立できるということです。
たとえば、ヤマト運輸。
ヤマト運輸はアマゾンや楽天で売れた商品なんかを
自宅玄関までお兄さんが「こんにちは！ヤマト運輸です」と元気な声で
届けてくれますよね。
そういったイメージを持っている方が多いと思います。
ですが、最近は少子高齢化社会です。
老人が増えています。
そこで老人を見守るサービスができないか？
ということで、老人の見守りサービスをしています。
これをヤマト運輸的にはプロジェクトGとよんでいます。
詳しくはヤマト運輸公式ホームページをご覧ください。
⇒ヤマトグループのCSV（共有価値の創造）活動
ヤマト運輸は商品を届けるお仕事ですが
まごころも届けるという意味で、市場の見直しがなされたわけですね。
共通価値の創造経営方法2．バリューチェーンの生産性を再定義
たとえばかわいらしい犬の首輪を生産している会社があるとします。
首輪を流通させて販売するという流れを見直すことで
社会価値や企業価値を両立させていくというのが
バリューチェーンの生産性を再定義するという意味です。
バリューチェーンの生産性を再定義している会社の例としては
ユニ・チャーム社を挙げることができます。
ユニ・チャーム社は
製品の販売や製造工程において女性従業員の登用を
積極的に行っています。
ユニ・チャーム社は女性の生理用品を製造販売しています。
なので、女性を多く採用することで
女性の社会進出に貢献することができます。
生理用品という女性にしかわからない分野に
女性を多く作用することできます。
他の会社よりもより快適な生理用品を作ることで
会社の利益にもつながるわけです。
結果、社会価値と企業価値の両立という結果に結びついています。
方法3．企業が拠点を置く地域を支援する産業クラスターをつくる
たとえばコマツという会社だと
協力企業に自分の会社の社員を派遣して
その会社に技術やノウハウを教えるといった取り組みをしています。
またネスレという会社だとコーヒー生産のために
海外に資金提供していたりします。
技術指導をしていたりもします。
以上で解説を終わります。
