今回はマネジメントバイアウト(MBO)とはどういう用語なのか、
わかりやすく解説していきたいと思います。
マネジメントバイアウト(MBO)の意味
簡単にいうと
マネジメントバイアウト=経営陣(子会社)による独立
みたいな意味です。
もっとわかりやすく説明するために
図を使っていきますね。

たとえば親会社Aの経営が危ないとします。
ところで、親会社Aはいろんな子会社を持っています。
ここでは子会社X、子会社Y、子会社Zがあるとしましょう。
あなたは子会社Yの社長だとします。
経営危機に陥っている親会社Aとの関係を
子会社Yの社長であるあなたは
切りたいと思っているとしましょう。
つまり、親子関係を切りたいってわけですね。
ところで親会社Aは子会社X,Y,Zの株をたくさん持っている。
だから親会社、子会社の関係が成立しているわけです。
親会社とか子会社の判定基準については
コチラの記事で解説しています。
⇒連結財務諸表とは?わかりやすく解説

子会社Yの経営者であるあなたは
親会社Aとの関係を切りたい、つまり、親会社から独立したい。
でも、子会社Yの株を親会社Aが持っているわけですね。
だから親会社、子会社の関係になっています。
なので、子会社Yは親会社Aから
自分の会社の株である子会社Yの株(自社株)を買えば、
親子関係が切れるわけです。
親会社から自社株を買い戻せば子会社Yはグループから外れて独立できます。
イメージとしてはグループの外から出ていく感じになります。
だから、マネジメントバイアウト(MBO)といいます。
つまり、子会社の経営者がどんどん自社株を買って
親会社から独立することをマネジメントバイアウトっていいます。
以上で解説を終わります。