参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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今回の記事では無差別曲線が右下がりになる理由について
解説します。
ただ、無差別曲線について
理解が不安な方は、先にこちらの記事をご覧ください。
⇒無差別曲線の書き方を根本から解説
無差別曲線が右下がりになる理由
一般に無差別曲線は右に下がるんです。
右に下がるということは横軸Xと縦軸Yを考えたときに
どっちかの値が下がるとどっちかの値が増えるという設定です。
だから右に下がるんです。
たとえばX(ハンバーグ)の消費量が増えたとしましょう。
どんどんうれしくなります。
でもそれは困るんです。
この辺の話はこちらの記事でしていますので
さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒無差別曲線の書き方を根本から解説
無差別曲線はどこの点でも全部同じ満足(効用)にならないといけないからです。
だからX(ハンバーグ)が増えて、満足が増えてしまうのですが
同時にY(サラダ)の消費量を減らして満足度が変わらないように
しているんです。
だからXが増えたと同時にYが減るわけです。
これにより満足は変わりません。
でないと無差別曲線とはいえませんからね。
無差別曲線はどの点でも効用(満足度)が同じ曲線なんですから。
よって無差別曲線は右下がりになります。
どっちかが増えるとどっちかが減るという前提が
無差別曲線にはあるから
無差別曲線は右下がりのグラフになるんですね。
これでこの人の満足(効用)は一定に保たれます。
あとこの話の前提として
X(ハンバーグ)とY(サラダ)、両方とも自分は
自由に食べれます。
たとえば、サラダが嫌いな人がいます。
サラダが嫌いで食べたら不満な人はこういう形になりません。
無差別曲線が右下がりになるのは
XもYもどっちも好きで食べれる、飲めるという前提が必要なんです。
どっちかが少なくとも嫌いで食べれない、飲めない場合には
右下がりのグラフになりません。
これを代替性の仮定といいます。
代替というのはイコール交換という理解でOKです。
取り換えることができるというのが代替性の仮定です。
だからハンバーグでなくてサラダ、
サラダでなくてハンバーグという感じで
入れ換えることができるのが代替性です。
で、今回の無差別曲線が右下がりになるということは
どちらも自由に入れ替えることができるという前提で
考えています。
自由に交換できるという前提によって
無差別曲線というのは右下がりになります。
以上で無差別曲線が右下がりになる理由についての
解説を終わります。