参考文献・URL
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⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
前回、ソローモデルについて解説しました。
⇒ソローモデルとは?わかりやすく解説
ソローモデルでは労働成長率や貯蓄率が
経済的な成長に影響するといっています。
でも、このソローモデルをベースに政府が
経済的な成長を促進しようと思っても
具体的にどうすればよいか?難しいですね。
労働成長率や貯蓄率を政府が具体的にコントロールするのって
難しいでしょう。
では、どうすれば政府が具体的な政策をとりやすいのでしょう?
ということで考えられたのが内生的成長理論です。
で、内生的成長理論にAKモデルがあります。
この記事ではAKモデルとはどんなモデルなのか?
詳しく解説していきます。
【わかりやすく解説】AKモデルとは?

AKモデルとは
(Y:生産量、A:資本の生産効率、K:資本のストック)
という式で表されるモデルのことです。
ちなみにKの資本のストックはかなり広い意味で使われています。
たとえば工場設備とか機械だけでなく
いろんな経験をしてスキルがアップするとか
いろんな勉強して知識が蓄積されることも
資本のストックに該当します。
ところでAKモデルのグラフは
以下のようになります。

縦軸と横軸は前回解説したソローモデルと同じです。
⇒ソローモデルとは?わかりやすく解説
ただソローモデルは曲線でしたが
AKモデルでは直線のグラフになっていますね。

これはソローモデルは資本の限界生産力が
逓減するという仮定の話でした。
でもAKモデルでは資本の限界生産力が一定と仮定しています。
またAKモデルではkがずっと増えていくと考えています。
同時にy(労働1人あたりの生産量)も増えていくと考えます。
だからAKモデルのグラフは直線なんです。
それから、A(資本の生産効率)を上げることで
y(労働1人あたりの生産量)も増加すると考えます。
だから、ソローモデルと違って政府は
具体的な政策を取りやすいわけです。
以上でAKモデルについての解説を終わります。