参考文献・URL
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⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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以前までの無差別曲線の効用で
満足が10とか100とか単位をつけずに数字を言っていました。
⇒無差別曲線の書き方を根本から解説
では、どうやって数字を出しているのでしょう?
たとえば効用(満足)が100円うれしいとか、100mうれしいとか
100㎝うれしいとか100gうれしいとか、ピンときませんね。
実は無差別曲線における効用を測る物差しってありません。
人間の感情を数値で表すのって難しいです。
無差別曲線の解説で効用を100とか10とか言っていましたが
それは説明の便宜上数値化していただけです。
数字そのものに意味なんてありません。
無差別曲線は序数的効用を前提にしているのですが、
序数的効用とはどういうことなのでしょう?
序数的効用とは?
序数的効用とは数字そのものに意味があるのではなくて
順番に意味があるという意味です。
だから序数、つまり順序、序列、ランキングなんです。
U1よりU2の方がいいし、U2よりU3の方がいいというランキングは
つけられるんです。
つまり順序はつけられるんです。
でも数字そのものに意味ってありません。
効用が10というのは適当につけただけです。
意味がないんです。というか意味を持たせてないんです。
順番だけが大事なんです。
だから
U1=10、U2=20、U3=30
とグラフ上に記載していますが、
この10、20、30という数字そのものに意味なんてないんです。
適当につけただけです。
でも、U1よりU2、U2よりU3という順番は
つけられます。
これが序数的効用といいます。
どっちの無差別曲線よりどっちの無差別曲線の方が
効用が高いというのはわかるんです。
でも10とか20という数字に意味はありません。
これが序数的効用です。
無差別曲線は序数的効用を前提にしています。
順序を決めているだけなんです。
U1
覚えておいてくださいね。