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スピルオーバー効果とは?わかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

バタフライ効果って言葉をご存知ですか?

バタフライは蝶々のことです。
一匹の蝶がバタバタと羽ばたいたときに起こる風などの影響が
まったく別の場所、別の時間に
大きな嵐を引き起こすということから名づけられました。

一番初めは本当にちょっとしたことだけど
いろんなことに影響し、最終的には
ものすごく大きな現象を引き起こすこと、
これがバタフライ効果です。

日本的にいったら風が吹けばおけ屋が儲かる的な話です。

で、バタフライ効果や風が吹けばおけ屋が儲かると
少し似た話にスピルオーバー効果というものがあります。

スピルオーバー効果とバタフライ効果は似ているようで
少し違います。

この記事ではスピルオーバー効果とはどういう効果なのか
わかりやすく解説していきたいと思います。

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スピルオーバー効果とは?

スピルオーバー効果とは

スピルオーバー効果とはあふれ出る効果という意味です。

たとえば、前回解説した花火大会の事例で考えてみましょう。
なぜ公共財は市場の失敗を起こすのか?問題点について解説

市が主催した花火大会であるなら、
運営費は全部税金で賄われているわけです。

市に入る税金の内訳は基本的に住民税とか事業税、
その市で発生した消費税の一部などです。

何がいいたいか?というと、
基本的にその市の住民が支払った税金で花火大会が
行われているということです。

でも、実際にはその市の住民以外の方も
花火大会を見に来ます。

隣の市だったら、もしかしたら
花火が見れるかもしれません。

そのような形で
実際に負担していない他のところにも
効果があふれ出てくることをスピルオーバー効果といいます。

なので、花火大会を見れるという外部経済の効果がその市以外の人にも
与えられているってことがスピルオーバー効果です。

バタフライ効果は最初の蝶の羽ばたきが
別の地域に大きな影響を及ぼす効果のことでした。

元の地域で起こったことが別の地域に影響するという意味では
バタフライ効果とスピルオーバー効果は同じです。

バタフライ効果は元の地域より他の地域の方が
大きな影響を与えることができます。
でもスピルオーバー効果は元の地域の方が他の地域よりも
得る効果は大きいです。

花火大会も開催されている市の方が別の市より
はっきりと大きく花火を見ることができますからね。

そういった意味でバタフライ効果と
スピルオーバー効果はちょっと違いますね。