参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
中小企業診断士1次試験の経済学では
ハイパワードマネーについてよく出題されています。
ハイパワードマネーとは何か?知っていないと解けません。
そこでこの記事ではハイパワードマネーとは何か?わかりやすく解説します。
ハイパワードマネーに関する過去問題

まずハイパワードマネーとは何か?わかりやすく解説するために
実際に中小企業診断士1次試験経済学で出題された過去問題を解きながら考えていきましょう。
経済学平成21年度第6問
a 買いオペは、ハイパワードマネーを増加させ、マネーサプライの増加を生じさせる
こういう問題が過去に出題されています。
まずハイパワードマネーとは何か?というと
中央銀行が直接市中銀行などの渡す現金のことです。
中央銀行は日本銀行(日銀)のことです。
市中銀行とはUFJなどの私たちが直接取引できる銀行のことです。
私たちが持っているお金は日銀がまず市中銀行に渡すわけです。
これがハイパワードマネーです。
そして日銀から現金を受け取った市中銀行は
私たちに融資という名目でお金を貸したりして利息などで収益を得ています。

あと中小企業診断士試験の問題にはマネーサプライという用語と買いオペという用語がでていますね。
マネーサプライとは貨幣供給量のことです。
どれだけ世の中にお金が出回っているか?ということです。
それから買いオペとは日銀が債券を市場から買い取ることをいいます。
日銀がお金を払って買うわけですから、ハイパワードマネーは増えます。
逆に売りオペは日銀が債券を世の中に売ることを意味します。
だから売りオペの場合には世の中から日銀にお金が入ってきますのでハイパワードマネーは減ります。
以上を前提に先ほどの問題を検討してみましょう。
経済学平成21年度第6問
a 買いオペは、ハイパワードマネーを増加させ、マネーサプライの増加を生じさせる
買いオペですから日銀がお金を世の中に払うわけですから
ハイパワードマネーは増えますし、もちろんマネーサプライも増えます。
以上で解説を終わります。