前回の記事では為替予約について詳しく解説してきました。
⇒為替予約とは?わかりやすく解説します
で、こちらのグラフをご覧ください。
こちらのグラフは為替予約の記事で解説したものです。
上記グラフでもし代金の支払いをするときに
1ドル70円だったら・・・
でも1ドル80円の為替予約をしているので
1ドルあたり10円の損をすることがわかっていても
1ドル80円で取引しないといけません。
これが契約ってものです。
でもかなり残念です。
悔しいです。
そこで考え出された方法が通貨オプションです。
この記事では通貨オプションとは何か
詳しく解説していきます。
通貨オプションとは?
通貨オプションとはどういうものなのでしょうか?
通貨オプションについて理解するために
まずは『通貨』と『オプション』に分けて考えていきましょう。
で、通貨は大丈夫だと思います。
通貨とはたとえばアメリカと取引するなら
ドルと円といった感じの取引のことです。
ではオプションとはどういうことなのでしょう?
オプションとは6ヶ月後なら、6ヶ月後といった一定日であったり
一定期間に商品(原資産)の取引価格を決めておいて、
その決めておいた価格で購入できる権利を売買できるようにした取引のことです。
オプションの定義で重要なのは『権利』の部分です。
ドル円の取引なら原資産はドルです。
ドルを購入するなら、ドルを商品と考えるとわかりやすいですね。
なので通貨オプションとはドルを商品として購入する権利
あるいは売るという権利、こういった権利を売買するということです。