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1次試験

特別会計とは?わかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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予算というのは3つに分かれています。

予算=一般会計予算+特別会計予算+政府関係機関予算

となっています。

一般会計予算というのは通常、
ニュースなんかでよく耳にする「今年の国家予算は97兆円でした」みたいなやつです。

一般会計予算は各省庁が政策的に
使っていく予算のことです。

次に特別会計ですが、身近なところで年金が該当します。
さらに特別会計(予算)について詳しく解説していきます。

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特別会計(予算)とは?

特別会計とは国が特定の事業を営む場合、
あるいは特定の資金を保有してその運用を行う場合、
その他、特定の歳入をもって特定の歳出にあて
一般の歳入歳出と区分して経理する必要がある場合に法律をもって
設けられる会計のことです。

「???」となったと思います。

難しい定義だと頭に入ってこないでしょう。
そこで具体例を挙げてわかりやすく特別会計とは何か
解説してみますね。

先ほどもいいましたが
特別会計の具体例が年金です。

年金の保険料を日本年金機構に私たちは納めています。
で、私たちが納めた保険料は何に使われるのでしょうか?

おじいちゃん、おばあちゃんに支払う年金の給付の財源として
保険料は使われています。

保険料は給付の財源を確保するために集めているんです。

だから、年金の保険料を一般会計で集めるとなると
まずいことになります。

私たちは保険料を毎月給料から天引きされて支払っていますね。
その保険料が一般会計だったら、
先ほどもいったように一般省庁が使える予算になってしまうわけですね。

たとえば、環境省が私たちの保険料を使えるとしたら・・・
国定公園の管理なんか、環境省が扱っていますが、
環境省の職員が公園の管理後に打ち上げパーティーするときに
経費として、私たちの保険料を使えてしまう可能性が否定できないわけです。

保険料は年金の給付のために集めているので
他のところで使わせないように
一般会計とは別枠にしている
んです。

これが特別会計です。

最後にまとめますと特別会計とは
特定の歳入(保険料)をもって、
特定の歳出(年金給付)にあてる、
使い道が決められている予算のこと
です。

財務省の公式ページによると
(引用元:https://www.mof.go.jp/budget/topics/special_account/index.html)

特別会計を設けることで、事業・資金ごとの運用状況や
受益と負担の関係がより明確になると考えられ、
平成29年度においては、経過的なものも含めて
13の特別会計が設置
されています。

13の特別会計があるって書いてます。

この13という数が多いか少ないか?というと
昔は40個くらいあったんです。

それが年々少なくなって13まで減ってきています。

令和元年に存在する特別会計として
年金特別会計は年金の財源を他に使われないようにブロックしている特別会計です。

交付税及び譲与税配付金特別会計は
地方自治体に地方交付税という形で補助金を出しているのですが、
この補助金をためておくための特別会計です。

国債整理基金特別会計は日本は借金まみれだといわれていますが
国の借金の返済の財源をためている特別会計です。

東日本大震災復興特別会計は平成23年以降で
唯一増えた特別会計です。

他にもどんな特別会計があるのでしょうか?
詳しくは財務省のホームページをご覧ください。
令和元年版特別会計ガイドブック