もし1000万円借金してタピオカ屋をやるなら
絶対、倒産だけは避けたいですよね?
お店を成功させる一つの条件に
立地条件があります。
立地条件が良いお店の方が
悪いお店よりも、
お客さんが来てくれる可能性が高いからです。
この記事では中小企業診断士試験でも
出題される可能性のある、立地条件が
良いかどうか判断する方法について解説します。
そもそも立地とは?
そもそも立地とはどこに出店するか選んで決めることをいいます。
立地の具体例としては
・駅前
・住宅街
・オフィス街
・郊外型
・ロードサイド型
・商業施設
・工場
などがあります。
商店街という立地が悪くなった原因
商店街は最近、立地条件が悪いと言われています。
どうしてでしょう?
立地条件が変化してきているからです。
たとえば、昔と今で違ってきているのは
今は車社会ってことです。
商店街には駐車場がないことがありますね。
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たとえばお米を10㎏買おうと思ったら、
さすがに車がないと家まで持って帰るのが厳しいですよね。
となると、アマゾンとか楽天といった通販サイトで
お米を買う人が増えるでしょう。
あるいは車で遠くのイオンとかイトーヨーカドーまで
お米を買いに行く人もいるでしょう。
あと、
フルタイムで働く主婦の方も増えてきました。
となると平日は家の近くの商店街に買い物に行けません。
だから週末に大量に食料品を買うために車で
イオンとかイトーヨーカドーに行く人も増えてきているんです。
こういったライフスタイルの変化から
家に近いからという有利な立地条件を
商店街は活かしきれていないわけです。
これが商店街が衰退してきている要因です。
立地条件が良いとは?
食料品といった日常生活に必要な最寄り品を販売している小売店は
半径500m以内に住宅地や学校などがあって
近隣住民が行きやすい土地が立地条件が良いです。
たとえばコンビニに行くのに電車やバスを使っていく人は少ないでしょう。
コーラや卵といった最寄り品は家の近くのコンビニなんかで
買うでしょう。
これに対して服とか電化製品といった買回り品を販売する小売店は
電車やバスといった駅の近くや大きな駐車施設のある場所が
立地条件が良いといえます。
見栄えのいい服を買うなら
電車に乗って大阪駅や名古屋駅といった
たくさんの洋服屋さんがあるお店が並んでいるところまで
あえて行くでしょう。
こんな感じで商品によって立地条件が良いか悪いかが
同じ場所であっても変わってくるんですね。