この記事ではクロスドッキングとは何か
解説していきます。
クロスドッキングとは?
クロスドッキングとはいろいろなな集荷先から物流センターに集めた商品を
すぐに納品先別に仕分け・荷合わせして出荷するシステムのことです。
クロスドッキングする物流センターには
・DCセンター
・TCセンター
の2種類があります。
DCセンターはセンター内に在庫がある物流センターで
TCセンターはセンター内に在庫がない物流センターです。
さらに詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
⇒DCセンターとは?過去問を検討しながら理解しよう!
どちらかというとクロスドッキングはTCセンターで多く導入されています。
それでは中小企業診断士1次試験で実際に出題された問題で
クロスドッキングについて理解しましょう。
クロスドッキングに関する説明として、最も不適切なものはどれか。
答えは○です。
通過型物流センター、つまりTCセンターには在庫がありません。
クロスドッキングとは『集めた商品』を『すぐに』出荷できるシステムです。
DCセンターのように在庫があるところだと
集めた商品をすぐに出荷するという考えになじみません。
すでに商品はDCセンター内に存在しているわけですから。
したがってTCセンターのようにセンター内に商品がないけど
すぐに出荷できるシステムこそ、クロスドッキングとなじみやすいです。
答えは×です。
日配品は『にっぱいひん』と読みます。
スーパーなどに毎日配送される冷蔵庫に入れないとすぐに腐ってしまう商品をいいます。
日配品の具体例としては
・牛乳
・キムチ
・納豆
などがあります。
チルド食品や日配品はスーパーなどに出荷されてから
店頭に陳列されるまでの時間が短ければ短いほど鮮度が保たれます。
だからクロスドッキング方式のように
すぐにスーパーに出荷できるシステムが適しているといえます。
以上、平成20年第26問の問題の一部の解説を終わります。
さらに運営管理の過去問を攻略したい方、おすすめの過去問題集はこちらです。
⇒中小企業診断士試験論点別・重要度順過去問完全マスター(2016年版 4) [ 中小企業診断士試験研究会(同友館) ]
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続いて中小企業診断士試験によく出題される物流ABCについて解説しました。
⇒物流ABCとは?