参考文献・URL
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⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
『物価』という用語は誰でも聞いたことがあるはずです。
「物価が上がってきているね」みたいな使い方をします。
物価とはいろんな商品やサービスの値段を計算して出した平均値のことです。
たとえば2015年のリンゴの平均が1個200円だったのに
2016年には1個400円になっていたとしたら物価は2倍に上がっています。
ところで、物価の計算の仕方には
・ラスパイレス指数
・パーシェ指数
の2つがあります。
この記事ではラスパイレス指数に焦点を絞って解説します。
ラスパイレス指数とは何?

ラスパイレス指数とはドイツの経済学者ラスパイレスによって提唱されたものです。
現在では
・消費者物価指数
・企業物価指数
の計算においてラスパイレス指数が採用されています。
ラスパイレス指数の計算では
過去時点のある年を基準年として定めます。
この基準年における財・サービスの購入数量を基準とし
この購入数量を今年購入するためにはいくら支払う必要があるかということを求め、計算します。
ラスパイレス指数を使った具体的な計算方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒ラスパイレス指数の求め方をわかりやすく解説
ラスパイレス指数では財・サービスの購入数量が基準年のものとして固定されるわけです。
基準年から時間が経過するに従って人々の財・サービスの購入品目や数量の変化によって
現実とはかい離したものとなってしまうといった欠点があります。
日本では基準年が5年間固定されたものとなっています。