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1次試験

POSシステムとは?メリットについても解説




この記事ではPOSシステムについて解説していきます。

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POSシステムとは?

POSシステムとはPoint of Sales Systemの略で
販売時点管理と訳されることもあります。

POSシステムは光学式自動読み取り方式のレジスタを使って
商品を売る度に情報を記録していきます。

ちょっと小難しい話になりました。

なので具体例を挙げて説明しますね。

イオンやイトーヨーカドーさんの食料品売り場を
想像していただくとわかりやすいでしょう。

レジ

たとえばリンゴとみかんをお客さんがカゴに入れて
レジまで持って行ったとします。

レジのお姉さんが「ピッピ」とバーコードを読み取ります。
読み込んだバーコードの情報が会社内部に蓄積されていきます。

そしてお姉さんが「~円です」と言ってお客さんがお金を払い終了です。

会社内部に送られる情報には
何月何日何時何分にどんな商品が何個売れたのか?
などの細かいものが含まれます。

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POSシステムのメリットとは?

それではPOSシステムのメリットについて解説したいと思います。
POSシステムのメリットについては中小企業診断士試験の
運営管理の問題を実際に解いてもらった方が理解がすすみます。

POSシステムのメリット

そこで中小企業診断士試験の過去問題を一緒に解いていきましょう。

POSシステム導入の直接的な狙いについて、
もっとも適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
(平成23年度第39問より)

a 顧客の囲い込み
b 個人情報の保護
c 従業員による不正の防止
d 受発注業務の効率化
e 伝票処理業務の合理化

 

まず『a 顧客の囲い込み』は不適切です。

POSシステムは商品を売り上げた時の情報を詳細に記録するシステムです。
お客さんを囲い込むことに直接結びつくわけではありません。

『b 個人情報の保護』も不適切です。
POSシステムは売り上げた時の情報を記録するシステムなので
個人情報の保護とは直接関係ありません。

むしろイオンさんなどのように会員カードがあるようなところだと
レジの画面にお客さんの個人情報が見えてしまう危険性すらあります。

『c 従業員による不正の防止』は適切です。

レジ


従業員がレジ操作をするときには、必ずどの従業員がその操作を行ったのか?
レジに登録しないといけないようになっているところがほとんどです。

たとえばAさんがレジ打ちをしているなら
Aさんが何時何分に納豆などの商品を販売した記録が残ります。

そのため、本当は売り上げていないのに売り上げたような不正や
レジ内のお金を盗むなどの不正もPOSシステムなら把握しやすいです。

『d 受発注業務の効率化』は不適切です。

受発注の受注が不適切です。
POSシステムは売り上げの情報が瞬時にわかるので
在庫が減ってきたらすぐに発注できるメリットはあります。

でも受注は注文を受ける方なので、POSシステムのメリットにはなり得ません。

『e 伝票処理業務の合理化』は適切です。
POSシステムは売上が瞬時にわかるし
その情報が記録されていくわけです。

だから売上の伝票処理に関しての業務が減る分だけ合理化できます。

これもPOSシステムのメリットといえますね。