この記事ではブルウィップ効果の具体例について
解説していきます。
ブルウィップ効果の具体例
ブルウィップ効果は中小企業診断士1次試験によく出題されるテーマです。
ブルウィップ効果とはスーパーなどのお店から卸売業者、製造業者と川上に向かうほど
需要の変動幅が大きくなり、川上ほど需要予測が大きくぶれてしまい結果として
お店、卸売業者、製造業者全体で過剰な在庫を生んでしまう効果のことです。
お店(川下)
↓ ↓ ↓
卸売業者
↓ ↓ ↓
製造業者(川上)
と、消費者に商品が買われるところを川下として
商品を作る製造業者を川上と見立てて表現しています。
川の流れを想像していただければわかりやすいでしょう。
この記事ではブルウィップ効果の具体例を挙げます。
もしコンビニでショートケーキが20個売れて在庫切れになったとします。
あなたがもしコンビニの店長だったら卸売業者にショートケーキを何個注文しますか?
おそらく「在庫切れになったら売上のチャンスを失うから
30個くらい仕入れたほうがいいんじゃないかな」といったところでしょう。
では実際に卸売業者にショートケーキを30個注文したとしましょう。
卸売業者は、そのコンビニだけでなく他のお店にもショートケーキを卸す関係上
ショートケーキの製造業者に対して30個以上の発注するはずです。
ここではショートケーキを製造業者に40個注文したとしましょう。
こんな感じで川下であるコンビニなどのお店が予想以上に商品が売れてしまうと
さらに上流である卸売業者、さらに上流の製造業者へと発注量が大きくなってしまいます。
その結果、製造業者、卸売業者、お店全体での在庫が過剰になるリスクが高まるわけです。
これがブルウィップ効果の具体例です。
続いてブルウィップ効果を防ぐための対策について解説します。
⇒ブルウィップ効果の対策は?