1次試験

物流ABCとは?




この記事では物流ABCとは何か、
解説していきたいと思います。

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物流ABCとは?

物流ABCとは活動基準原価計算にそって物流にかかるコストを計算する方法のことです。

物流ABCのABCはActivity-Based Costingの略です。
『Activityは活動』、『Basedは基づいた』、『Costingはコスト』です。

物流ABCではそれぞれの活動ごとにコストを計算していきます。

たとえば梱包という活動、出荷という活動が
それぞれいくらのコストがかかっているのか、具体的に計算します。

物流ABCを算出することで、どの活動によりコストがかかっているのか、
どの活動にはコストがかかっていないのかが、具体的にわかるわけです。

そのため、コストがかかり過ぎている活動を改善することで
物流コストを下げ、より多くの利益を生むこともできます。

物流ABC問題

たとえば中小企業診断士試験では物流ABCに関して
以下のような計算問題が出題されることがあります。

実際に活動にかかるコストを計算してみましょう。

問題

物流ABCに基づいて原価計算をする場合、
以下の条件下で梱包作業の梱包1口あたりのアクティビティ単価を計算しなさい。

月間の総人件費:2,000万円
月間の総作業時間:5,000分
月間の梱包作業時間:500分
月間の梱包口数:2,000個

解説しましょう。

物流ABC解説

上記のような計算問題は物流ABCとは何かを理解していないと
うまく解答まで結びつけることができません。

物流ABCとは活動基準原価計算のことです。

作業全体でかかったコストのうち、今回の問題では梱包作業にどれくらいのコストが
かかっているのかを計算します。

月間の総作業時間5,000分のうち梱包作業にかかる割合をまず計算しましょう。

500分÷5000分=0.1

月間の総人件費は2,000万円です。

この2,000万円のうち、総作業時間中梱包作業にかかった時間分が
月間梱包作業全体のコストになります。

つまり

2,000万円×0.1=200万円

月刊梱包作業全体のコストを月間の梱包口数2000個で割れば
1個あたりのコストが計算できます。

したがって梱包作業の梱包1口あたりのアクティビティ単価は
200万円÷2000個=1000円

1,000円が答えです。

以上で物流ABCとは何か?についての解説を終わります。