参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
GDPとは日本語では国内総生産と訳されるものです。
一定の期間内に国内で生み出された付加価値の総額のことを指します。
GDPの数値が伸び続けることは経済活動が拡大していることを指しています。
経済指標の中でもその国の経済成長を可視化することができる数値になるわけです。
一方で、GDPが発表されるさいには
・実質GDP
の2種類の用語を使用します。
この記事では名目GDPとは何か、
解説していきたいと思います。
名目GDPとは何か?
名目GDPとは生産額を単純に足して計算したものを指します。
このため純粋なその国の付加価値の生産額を指します。
「付加価値って何?」と思われた方もいるでしょう。
付加価値とは
のことです。
車のトヨタでプリウスを作って600万円で売ったとしますね。
ただトヨタだけでプリウスを作ることはできません。
プリウスを作るにはタイヤやハンドルなどの部品を
トヨタ以外の工場(会社)に作らせています。
たとえばタイヤとハンドルを別の会社にお願いし
200万円、トヨタがその会社に支払ったとしますね。
するとトヨタの付加価値は
600万円ー200万円=400万円
となります。
もし仮に日本でトヨタがプリウス1台しか作っていなくて
そのプリウスだけが売れたとしましょう。
そうすると日本の名目GDPは400万円となります。
実質GDPでは、インフレーションやデフレーションなどの
物価などを考慮して生産額を算出したものになります。
このため名目GDPでプラスであっても実質GDPがプラスでなければ、
経済活動が大きくなったとは言えません。
「実質GDPってどうやって計算するの?」
と気になる方はこちらの記事で詳しく解説しましたのでぜひご覧ください。
⇒名目GDPと実質GDPの求め方