今回は企業戦略とはどういう戦略なのか、なるべくわかりやすく解説していきたいと思います。
ところで、企業戦略の元になる経営戦略というのは1960年くらいに確立された比較的新しい研究分野で
これは企業の外側の話になります。
つまり企業は外側にお客さんとかライバル会社がありますが、
そういう外側の変化にどう適応してどう働きかけるか?というのが経営戦略論になります。
で、経営戦略論はかなりボリュームが多いです。
そんなこともあって3階層くらいに分けて捉えるというやり方が比較的一般的です。
そのうちの1つが企業戦略となります。
企業戦略とは?
企業戦略は事業構造戦略とか全社戦略といったりもします。
企業戦略とはわかりやすくいうと何の事業をするか決めることをいいます。
つまり企業は最初に決めないといけないのは、
何の事業をやって何の授業をやらないかということです。
たとえば、あなたが塾を運営する会社を立ち上げたとしましょう。
その場合、大学受験に特化した講義をするけど、
公認会計士試験などの資格試験の講義はしないということを決めたとします。
これは立派な企業戦略です。
こうやって企業戦略では何をやって何をやらないかを決めます。
こんな感じで会社全体として行う事業の範囲を事業ドメインといいます。
で、企業戦略が決まったら次に競争戦略に移行します。
競争戦略とはどの点で他社に勝つか?という戦略のことです。
勝ち方はいろいろです。
たとえば価格で勝ってもいいですし、品質やブランドイメージで勝ってもよいです。
こういったことを決めるのが競争戦略です。
競争戦略が決まったら次に機能別戦略に移行します。
機能別戦略になると、方向性はかなり広くなります。
たとえば、どうやって資金を集めたり、集めた資金をどこに配分するか?
決めたり(これを財務戦略といいます)、開発した商品をどうやって販売して売り上げにつなげるか?決めたり
会社のイメージをどうやってみんなに認知してもらうか?決めたりしていくことになります。
以上で解説を終わります。