中小企業診断士試験では平成25年の17問で
リアルオプションについて出題されています。
この記事ではリアルオプションとは何か、
分かりやすく解説していくのですが
前提としてデシジョンツリーについての知識が必要です。
なので、デシジョンツリーの記事を読んでいない方は
先にこちらの記事をご覧ください。
⇒デシジョンツリーとは?わかりやすく解説
⇒デシジョンツリーの作り方をわかりやすく解説
リアルオプションとは?
上記図は前回解説したデシジョンツリーです。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒デシジョンツリーの作り方をわかりやすく解説
で、デシジョンツリーをさらに現実的に考えようとするのが
リアルオプションです。
上記図でデシジョンツリーだったら、
とんかつ屋さんが2000万円の初期投資をした後、
近くにとんかつ屋さんができて、売り上げが下がるなどの状況の変化があっても
評価した時点で想定されたシナリオが変更されないという前提があります。
でも、これって現実的ではありません。
たとえば、とんかつ屋さんオープンのために
2000万円の初期投資をするのは怖いケース。
まず先に1200万円投資して
うまくいったら800万円追加投資するという感じで
分割投資するケースが考えられます。
このように考えると、先に1200万円初期投資した後でも
また改めてどうするか、考え直すことだってできますよね。
そういった考え方がリアルオプションです。
なので、途中でさらに現実的に考えると
分割投資をしたり、いろいろまた分岐がわかれてきます。
このようにさらに現実的に考える方法としてリアルオプションがあります。