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1次試験

デシジョンツリーの作り方をわかりやすく解説

デシジョンツリー 作り方




前回の記事ではデシジョンツリーとはどういうことなのか?
わかりやすく解説しました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
デシジョンツリーとは?わかりやすく解説

それではここからが本題です。
デシジョンツリーの作り方と、計算の仕方について解説していきます。

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デシジョンツリーの作り方と計算方法

まずデシジョンツリーを作るための資料をご覧ください。

とんかつ屋を開業するとします。
そして、初期投資額が2000万円必要です。

で、第1年度のキャッシュフロー現在活が1200万円となる確率が0.5で
900万円となる確率が0.5と予測されているとしましょう。

それから第1年度に1200万円のキャッシュフローの現在価値が生じた場合、
第2年度の現在価値が700万円となる確率が0.5で600万円となる確率が0,5とします。

それから、第1年度に900万円の現在価値が生じた場合、
第2年度の現在価値が600万円となる確率が0.5で、
400万円となる確率が0.5とします。

そんな場合のデシジョンツリーは以下のようになります。
デシジョンツリーとは?わかりやすく解説


上記画像のようにあなたが作成したデータに対して
分岐させていけばよいだけです。

注意点としては分岐点のところに○をつけていますが
この○は意思決定者がコントロールできない不確実な場合につけます。

逆にコントロールできるなら○でなく□にします。
とんかつ屋さんの初期投資のところを□としています。
初期投資は自分の責任で選択できるからです。

○というのは上記図の1200万円の真下の○であったり
900万円の真上の○のことです。

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デシジョンツリーの計算方法

デシジョンツリーとは?わかりやすく解説

デシジョンツリーから現在価値を計算する場合、
もっとも重要なことは後ろから計算するということです。

上記デシジョンツリーでは第2年度が一番最後なので、
ここから計算していきます。

なので、
第2年度の1地番上の700万円と確率が0.5ということで
700万円×0.5=350万円、同じ第1年度の1200万円の分岐先ということで
600万円×0.5=300万円。

第1年度の○の時点での現在価値を求めるので
1200万円(第1年度)+350万円+300万円=1850万円
となります。

それから、第1年度の900万円から分岐した第2年度のものについても
同様に計算します。

なので、600万円×0.5+400万円×0.5+900万円=1400万円
となりますね。

次にとんかつ屋さんの初期投資時点での現在価値を計算します。

先ほど出した現在価値を使います。

1850万円×0.5+1400万円×0.5-2000万円=-375万円
2000万円をひいているのは、とんかつ屋さんの初期投資(お金を使っている)だからです。

ともかく、こんな感じで初期投資時点での現在価値を計算することができます。

で、デシジョンツリーは場合によっては現実的ではない場合もあります。
そんなときにリアルオプションが利用される場合があります。