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1次試験

GMROIとの読み方と計算式の注意点についても詳しく解説




この記事はGMROIについて解説していきます。
GMROIとは商品投下資本粗利益率のことで
会社が調達したお金で仕入れた商品がどれだけの粗利益高を生み出したか?を
測定する指標のことです。

GMROIは高ければ高いほどよいです。

GMROIは中小企業診断士試験の運営管理で必須の知識になります。

なので、必ずGMROIとは何か?読み方や
計算式についても必ず理解しておいてくださいね。

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GMROIの読み方

gmroiとは 読み方

GMROIは『ジーエムロイ』と読みます。

GMROIは中小企業診断士試験の1次試験運営管理で
毎年2問程度出題されているんです。

しかも計算問題として。

計算問題と聞くと、「計算、できるかな?数学苦手だったんだけど・・・」と心配がる方もいるでしょう。
でも安心してください。

GMROIの計算式を知っておけば
あとは数値を式に当てはめるだけで
正解に到達できることが多いです。

つまり、計算式がわかっていれば簡単なので
必ず本試験で正解できるように練習しておきましょう。

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GMROI計算式と注意点

GMROIの計算式は以下の通りです。

GMROIの計算式

まず分母をご覧ください。
平均在庫高(原価ベース)となっていますね。
原価ベースとなっているところが注意点です。

平均在庫高には

・原価ベース
・売価ベース

の2種類があります。

でもGMROIでは原価ベースを使います。
ご注意ください。

ここを本試験で間違って売価ベースで計算してしまうと
それだけで不正解となります。
先ほども言いましたがGMROIの計算問題は簡単です。

合格レベルの受験生はみんな正解してくるので
これだけで不合格の可能性が一気に高まります。

なのでGMROIの分母は原価ベースだと覚えておいてくださいね。

続いてGMROIの分子は粗利益高となっています。

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GMROIの計算式を使った例題

GMROIの計算式を使う例題

動物病院を経営しているB動物病院があります。
この動物病院のデータは以下の通りです。
・売上高:3800万円
・期首在庫高(原価ベース):400万円
・期中仕入高:1000万円
・期末在庫高(原価ベース):600万円

このとき、GMROIはどうなりますか?

解けましたか?

この例題、まずGMROIの分母に当たる平均在庫高の数値が
わかっていませんね。

なので計算する必要があります。

平均在庫高(原価ベース)=(期首在庫高+期末在庫高)÷2

で求めることができます。
この例題では平均在庫高(400万円+600万円)÷2=500万円となります。

次に粗利益高の計算をしましょう。

これは簿記2級くらいの知識が必要ですが
粗利益高は『しくりくりし』で覚えている方が多いです。

『しくりくりし』は『仕入れのし、繰越商品のくり、繰越商品のくり、仕入れのし』
のことです。

繰越商品とは期首商品棚卸高と期末商品棚卸高のことです。

ただ、これだとややこしいので
この記事ではBOX図を使って解説します。

ボックス図

上記ボックス図の見方としては
縦で見てください。

期首商品棚卸高+当期商品仕入高を足してください。
また売上原価(単純に原価ともいいます)と期末商品棚卸高を足しましょう。

すると期首商品棚卸高+当期商品仕入高=売上原価+期末商品棚卸高
となるんです。

で、ここでは粗利益高を計算したいわけです。
粗利益高は売上ー売上原価です。

よってここでは売上原価を計算すればよいわけです。

期首商品棚卸高+当期商品仕入高=売上原価+期末商品棚卸高
から、
期首商品棚卸高(期首在庫高)+当期商品仕入高(期中仕入高)ー期末商品棚卸高(期末在庫高)=売上原価
なので、
400万円+1000万円ー600万円=800万円
つまり売上原価が800万円だとわかります

よって粗利益高=売上ー売上原価なので
粗利益高=3800万円ー800万円=3000万円
だとわかりますね。

ではGMROIの式に当てはめてみましょう。

GMROIの計算式

なので、

GMROI=3000万円÷500万円×100%=600%
GMROIは600%だということです。

以上でGMROIの解説を終わります。