「商品回転率の計算式ってどうだったっけ?」
「商品回転率を利用する問題を解いてみたい」
と思っている方のお役に立てる記事になっています。
商品回転率の計算式
商品回転率の計算式は売上高を平均在庫高で割ったものです。
平均在庫高=(期首在庫高+期末在庫高)÷2
です。
そして平均在庫高は一般的に原価ベースで考えることが多いです。
平均在庫高を求める問題は
こちらで取り上げていますので
気になる方はご覧ください。
⇒GMROIとの読み方と計算式の注意点についても詳しく解説
売上高を稼ぐのに平均在庫高を何回、回転したか?
を表す指標が商品回転率です。
商品回転『率』と率がついているので
「単位は「%」なのかな?」と
思った人がいるかもしれません。
それは危険です。
単位が%だと100をかけないといけません。
中小企業診断士試験で商品回転率の問題が
出題されたら間違ってしまいますよ。
商品回転率の単位は『回』です。
何回回転させたか?なので。
商品『回転率』ですから、
商品の回転のよさをあらわす指標です。
商品回転率を使う問題を解いてみましょう
商品回転率を求める問題
ある雑貨屋さんの平成30年度の営業実績は以下の通りでした。
売上高3000万円
期首棚卸高(原価)700万円
期末棚卸高(原価)300万円
この雑貨屋さんの商品回転率を求めよ。
原価ベースで計算してください。
商品回転率の計算式(公式)は
でしたね。
で、平均在庫高は原価ベースで計算します。
まずは平均在庫高を計算してみましょうか。
平均在庫高=(期首棚卸高+期末棚卸高)÷2
ですから、
平均在庫高=(700万円+300万円)÷2=500万円
商品回転率=3000万円÷500万円=6
よって6回転が答えになります。
以上で解説を終わります。