参考文献・URL
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収穫逓減とか収穫逓増という用語は
マクロ経済学で登場します。
で、収穫逓減や収穫逓増といった
『逓減』や『逓増』というのは変化率に着目しています。
つまり逓減というのは「変化率が
だんだん減ってきていますよ」という意味になります。
逓増というのは「変化率がだんだん増えていっていますよ」
という意味になります。
言葉だけではわかりにくいと思いますので
以下、グラフを使って収穫逓減と収穫逓増の違いについて
解説していきましょう。
収穫逓減のグラフ
たとえば、機械や労働者を増やせば増やすほど
普通、収穫量(生産量)って増えますね。
実際、生産要素(機械や労働者)を増やせば増やすほど
生産量って増えるのは確かです。
でも、その増え方、変化率が収穫逓減か収穫逓増かによって
違ってくるんです。
まず収穫逓減のグラフからみていきましょう。

収穫逓減というのは増え方が、だんだんと
減ってくることをいいます。
上記収穫逓減のグラフで、最初(ピンク色)1単位生産要素(横軸)を増やすと、縦軸(収穫量)は大きく増加していますね。
また1単位(紫色)増やすと、縦軸に増えてはいますが
ピンク色のときより増えていませんね。
さらに1単位(水色)増やすと
ほとんど増えていませんね。
こんな感じで増え方(変化率)がだんだん小さくなっているので収穫逓減といいます。
今度は収穫逓増のグラフをみていきましょう。
収穫逓増のグラフ

収穫逓減のグラフと同じように収穫逓増のグラフをみていきますと、、、
最初(ピンク)1単位増やしても
そんなに縦軸は増えません。
次に1単位(紫色)増やすと上のグラフに
最初より縦軸の増加は大きくなりますね。
さらに1単位(水色)増やすと
かなり縦軸の増加が大きくなっていますね。
こんな感じで収穫量の増え方が
だんだん増えていくグラフを収穫逓増といいます。
これが収穫逓増と収穫逓減の違いになります。
以上で解説を終わります。