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インフレとは?意味と種類についてわかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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経済のニュースを見ていると
インフレとかデフレという用語を目にしますね。

この記事ではインフレとはどういう意味なのか?
解説したうえで、インフレの種類についても
わかりやすく解説していきたいと思います。

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インフレとはどんな意味?

インフレとは 意味

インフレとは物価の持続的な上昇という意味です。

持続的な上昇』がキーポイントです。

よくインフレを「物価の上昇って意味だよ」
と自信満々に答える人がいます。

でもおそらくインフレの意味を物価の上昇と答える人は
経済学の勉強をしていない人だと思います。

どうしてかというと、
一回物価が上昇しても
そこで物価が安定すれば問題ありません。

そうではなくインフレの恐ろしさというのは
物価が上昇した結果、お給料が増え
高い商品でも買ってしまうことで
さらに物価が上昇してしまうという
悪循環になってしまうところです。

物価が上がってお給料が上がるまではいいんですけど、
さらに物価が上がったら、
増えたお給料でも商品を買うのがしんどいですからね。

それでも高い商品を買うと
さらに「もっと値段をつりあげよう」と
お店が値段を上げることで物価が上がってしまう
というのはどう考えてもよい傾向ではありませんね。

逆に一度物価が上がっても
お給料が増えた状態で安定してくれたら
今まで通りの生活ができるので問題ありませんね。

100円の商品が物価が上がって200円になったとしましょう。
お給料も10万円が20万円になったら
買える商品の個数は100円のときも200円のときも同じですね。

10万円÷100円=1000コ
20万円÷200円=1000コ

ですからね。

まぁ、物価が2倍に、突然上がることはふつうありませんし
給料も2倍に突然がることはないでしょうけども、
こんな感じで物価が上がっても
持続的に増え続けないなら
人間そこまで生活に困らないわけです。

そういった意味では物価の持続的な上昇するという
悪循環が起こらないとインフレとはいいません。

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インフレの種類

インフレには種類があります。

インフレの種類としては

・クリーピングインフレーション(年2から3%程度ずつ物価が上昇し続ける)
・ギャロッピングインフレーション(年5から10%程度ずつ物価が上昇し続ける)
・ハイパーインフレーション(年10%を超える勢いで物価が上昇し続ける)

があります。

クリーピングインフレーションは一番いい状況ですね。
クリープというのはオートマティック車で
ブレーキを話したら、ゆっくり動き出す現象をクリープ現象といいますが
這うという意味です。

なのでクリープインフレーションというのは
ゆっくりと進むインフレのことです。
ゆっくりなら国民も物価の持続的な上昇についていきやすいので
一番よい状況と言えます。

次にギャロッピングインフレーション。
ギャロッピングインフレーションのギャロッピングとは
強風などが吹くことで
送電線が上下に激しく振動する現象のことをいいます。

とはいえ、インフレーション(インフレ)とは
物価の持続的な上昇のことですから、
ギャロッピングが激しく上下するといっても
ここでは激しい上昇を意味します。

なのでクリーピングインフレーションより
激しく物価が持続的に上昇するイメージですね。

それからハイパーインフレーションですが
年10%以上の物価の持続的な上昇ですから
ものすごい勢いで物価が上がっていきます。

ちなみに72を物価の上昇率で割った数字は
今の値段が2倍になる年数となります。

たとえば、ギャロッピングインフレーションが起きていて
年7.2%物価が上昇し続けているなら、

72÷7.2=10年

もし牛乳が今100円なら10年後には200円になっているってことです。
家なら今1000万円でも、10年後には2000万円になっているってことです。
インフレは見えない税金みたいなものです。

物価の上昇率をしっかり計算したうえで
ものを買わないと、めちゃくちゃ損することがあります。

逆にお金を手元に残していても
10年後に物の価値が2倍になっているなら
逆にお金の価値は半分になっています。

たとえば今1000円貯金しているとしましょう。
で、時計が今500円で買えたとします。
今時計を買ったら500円お釣りがもらえます。

10年後、時計は1000円になっています。
ここで貯金しておいた1000円で時計を買ったら
お釣りがありません。

まぁ、もちろん10年間貯金していたら利子をもらえるので
お釣りが0円ってことはありません。

でも、利子なんてたかが知れています。
インフレの%が大きい場合には
お金を残すより、価値のある商品を買っておいた方が
将来、その商品を売ることで転売益をゲットできます。

そういった意味で、
このインフレの意味を知っておくことは
大変有意義なことですので
ここでしっかりと理解しておいてくださいね。