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1次試験

間接材料費について例を挙げて解説




工業簿記に登場する材料費には
・直接材料費
・間接材料費

の2つがあります。

もし、材料費は直接材料費と間接材料費に分かれると聞いて
「初めて聞いた!」という場合には
先にこちらの記事を読んでいただいた方が理解が進むと思います。
製造原価の内訳

そして直接材料費の具体例については
前回の記事で解説しました。
直接材料費について例を挙げてわかりやすく分類

今回は間接材料費について例を挙げて解説していきたいと思います。

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間接材料費について例を挙げて解説

まず

間接材料費には

・補助材料費
・工場消耗品費
・消耗工具器具備品費

があります。

間接材料費 例

まず補助材料費について。

補助材料費とは製品を作るための補助として使用される材料の消費額をいいます。

ちなみに前回の記事でも解説しましたが
材料自体は資産です。
材料を使用して初めて費用になり材料費となります。
直接材料費について例を挙げてわかりやすく分類

補助材料費の例として

・木工用ボンド
・ペンキ

などが考えられます。

次に工場消耗品費。

工場消耗品費は工場で使う消耗品のことです。

工場消耗品費の例として

・軍手
・電球

などが考えられます。

ただ、もしかしたら「工場消耗品費と補助材料費の違いがよくわからない」
という方もいるでしょう。

もう少し客観的に判断できる違いを挙げてみますと、
材料の受払記録をつけているなら補助材料費で
受払記録をつけていないなら工場消耗品費となります。

受払記録とは材料をいくつ買っていくつ使ったか?
という数量的な記録のことです。

別の言い方をすると、
会社的に重要度の高い材料ほど記録を取っているでしょうし
重要度の低い材料ほど記録を残していないでしょう。

つまり、重要度の高い材料ほど受払記録をとっているので
補助材料費となり、重要度の低い材料ほど受払記録をとっていないので
工場消耗品費となると理解しておきましょう。

最後に消耗工具器具備品費。

消耗工具器具備品費の例として

・メジャー
・ドライバー(プラス、マイナス)
・イス

などが考えられます。

消耗工具器具備品費の例の共通点としては
製品に取り付けられないものばかりですね。

つまり消耗工具器具備品費は製品自体につけないけど
製品の製造のために使ったもののことです。

消耗工具器具備品費は本当は備品として処理できなくないけど
金額的にも安いとか耐用年数が短いとかで固定資産にしなくて
全額費用にしてしまおうというもの
をいいます。

以上で解説を終わります。