1次試験

労働の限界生産力とは何か?わかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

この記事ではマクロ経済学の中でも
労働の限界生産力とは何か?
解説していきたいと思います。

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労働の限界生産力を考える前提

まず前提があります。
基本的には利潤最大化が前提になります。
しかも1人1人で考えます。

労働の限界生産力

1人目を雇ったらどれくらい利潤が増えるかな?
2人目を雇ったらどれくらい利潤が増えるのかな?

と社長がいやらしく考えている姿を想像してください。

そして1人1人利潤のことを考えていって
もうこれ以上利潤が増えなくなったときに
人を雇うことをやめるって考えるんですね。

これが1人1人で考える利潤最大化の前提です。

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労働の限界生産力とは?

労働の限界生産力とは
労働者を1人追加で採用したときの生産量の増加量のこと
をいいます。

そして労働の限界生産力はMPLと表すことが多いです。
MPLはMarginal Product of Labour
の略です。

ちなみに経済学で『限界』という用語が出てきたら
2つ変数があったとしたら、
片方を1単位動かしたら、もう片方がどれくらい増えるか?
という意味だと思ってください。

なので労働の限界生産力と『限界』がついているので
労働者を1人増やしたら、もう片方の生産量がどれくらい増えるか?
という意味になります。

精神や肉体の限界

くれぐれも一般社会における『限界』とは意味が違いますので
ご注意ください。

一般社会の限界は精神や肉体の限界を意味しますね。
経済学の限界は片方を1単位増やしたらもう片方は
どれくらい増えるか?って意味ですからね。

話を元に戻します。

労働の限界生産力(MPL)は逓減すると仮定しています。
逓減とはちょっとずつ減るって意味です。

「よくわからないよ」
という方のためにグラフで解説していきますね。

縦軸をMPL(労働の限界生産力)で単位は個(何個増えるか?だから)
横軸は労働需要量(雇う人数)Lで単位は人とします。

限界生産力逓減

たとえば1人目を雇うと限界生産力が50個増える、
2人目を雇うと限界生産力が40個増える、
3人目を雇うと限界生産力が30個増える、
みたいな感じです。

これをグラフに反映するとこんな感じになりますね。

労働の限界生産力

こんな感じで人をどんどん雇用していくと
人を1人雇用した時の生産量の増加分は
逓減(ちょっとずつ減っていく)していく
と考えます。

これが限界生産力逓減といい、
労働の限界生産力ではこのように仮定しています。

ここまでをグラフに反映すると、

労働の限界生産力曲線

となります。

で、縦軸と限界生産力と横軸の労働需要量の人数の関係を
表したグラフを限界生産力曲線といいます。

限界生産力が少しずつ減っていくということは
限界生産力曲線は右下がりになりますね。

どうして人を雇えば雇うほど、
限界生産力は逓減していくのでしょう?

たとえば、あなたがパン屋の社長で
パンを焼く機械が1台しかなかったとしましょう。

そこにスタッフを1人雇用したら
どんどんパンを焼いてくれるので
生産力はアップします。

2人いたら、1人がパンを用意してもう1人が
パンを焼くみたいな感じで効率化できるので
生産力はアップします。

でもパンを焼く機械が1台しかないのに
10人とかスタッフを雇っても
やることがない人も増えてくるでしょう。

1人1人の能力を活かしきれなくなってきます。

こういうことから
労働の限界生産力では限界生産力逓減という仮定を
置いているんです。

以上で解説を終わります。