「こういうことにちゃんと気をつけないとダメだよ」
と、国が予算を作るとき、ちゃんとルールを守らないといけません。
このルールのことを予算の原則とか予算原則といいます。
で、予算を作るときに守らないといけないルールはいろいろあって
今回の記事では単一性の原則について解説していきたいと思います。
単一性の原則とは?
国の予算原則における単一性というのは予算は1個に絞りましょうということです。
予算は1つだってことです。
でも、前回の記事で解説したように
の3つがあります。
⇒予算の種類についてわかりやすく説明
ですから日本は単一性の原則を満たしていません。
「ルールを破るな!」って言われそうですね(苦笑)。
前回の記事で予算をお財布に例えました。
⇒予算の種類についてわかりやすく説明
予算(お財布)は1個の方が管理しやすいです。
たくさんお財布があったら、
奥さんが「どうせもう1つの財布にお金が入っているはずだから
おいしそうなタコ焼きだし買おうかな」ってなってしまうかもしれません。
あるいは旦那さんの財布と奥さんの財布を完全に分けていたら
「うちの旦那、最近帰りが遅いけど、浮気してないかしら・・・」
ってなっちゃいますね。
財布が1つでお金の管理がされているなら
お金の減り具合で(たとえば、3万円とか高額なお金が
旦那が帰ってくるごとに減っているとか)浮気しているかどうか
ある程度推測できます。
これが国になったら、野党などが
国会で「不正なことにお金を使っているんじゃないの!」って
政府を追及することができるわけですね。
の3つが存在しているわけです。
それでも予算は本当は1個の方がいいって学問的には考えます。
だから単一性の原則という原則があるわけですね。
以上で単一性の原則についての解説を終わります。
続いて予算の原則の1つ、ノンアフェクタシオンの原則について解説します。
⇒ノンアフェクタシオンの原則とは?わかりやすく説明