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1次試験

古典派の二分法とは?わかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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今回の記事では古典派の二本法(貨幣ヴェール観)とはどういうものなのか、
わかりやすく解説していきたいと思います。

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古典派の二本法(貨幣ヴェール観)とは?

古典派の二分法

古典派の二分法とはどういうことなのか、ということですが。
まず上記図の貨幣のところをご覧ください。
貨幣(お金)が増えたら物価も比例して増えるわけです。
これはフィッシャーの交換方程式やケンブリッジの現金残高方程式で解説しましたね。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
貨幣数量説とは?わかりやすく説明します

これ以上でもこれ以下でもありません。

ただ、私たち国民にとって大事なのは貨幣の理屈(マネーゲームみたいなもの)ではありません。
労働の方が大事だと古典派は考えました。

労働を考えた時に働くチャンスや生産するチャンスを
国から与えてもらうことの方が国民にとってとても重要なことだと
古典派は考えたんですね。

ですから、国に対してお金(補助金)が欲しいという『クレクレ君』マインドではなくて
国に働いてお金を稼ぐチャンスが欲しいってことです。

で、古典派の考えている世界だと右側がお金の世界で
左側が働く世界という感じで完全に分断されているから
二分法
といいます。

そして別の言い方をすると、貨幣の世界というのは
ヴェールに包まれているような感じで外側の世界と隔離されているような感じだと考えました。
そこから古典派の二文法を別名ヴェール観と言ったりもします。

貨幣(お金)の世界はここだけで話が終わってしまうんです。
「お金が増えたら物価が比例する。終了」って感じです。

だからヴェール観と言ったりします。

以上で解説を終わります。