誰からお金を集めたか?という着眼点で分類するのが
自己資本と他人資本でしたね。
⇒自己資本と他人資本の最大の違いは何か?
ではどうやってお金を集めたか?という方法論で
分類できるのが間接金融と直接金融になります。
今回の記事では間接金融と直接金融について解説します。
間接金融と直接金融については以前、解説したことがあります。
⇒間接金融と直接金融の違いを具体例を挙げて解説
今回は別の視点で解説しますので
以前の解説がよくわからなかった方も
ぜひ最後までお読みいただけますと嬉しいです。
間接金融とは?

間接金融とは文字通り間接的にお金を借りる、調達するという意味です。
家計とか企業にお金がないとしましょう。
その場合、お金を借りることになりますね。
では誰からお金を借りるか?となると
友達や親せきではありません。
銀行からお金を借りるのが間接金融です。

家計や企業の中でお金が余っているなら預金します。
その預金を通じて、銀行がお金がなくて困っている家計や企業に
お金を貸すわけですね。
銀行を間に入れているので間接的にお金を
借りているから間接金融といいます。
つまりお金を借りた企業や家計は直接的には銀行から借りていますが
間接的にはお金を持っている家計や企業から借りているわけですね。
直接金融とは?
直接金融とは銀行を通さずに
一般投資家の人たちから直接、お金を集める方法です。
たとえば株式を発行するとか社債を発行するなどして
投資家から直接お金を集めます。
ただし、株式や社債を発行するということですが、
株式を発行する場合には株主からの出資になるので
前回解説した自己資本になります。
でも、社債だとお金を返さないといけないので他人資本になります。
⇒自己資本と他人資本の最大の違いは何か?
ですから、株式を発行するということは
お金を返す必要がないので自己資本(エクイティ・ファイナンス)です。
でも、社債は借金で、
返す必要があるので他人資本(デット・ファイナンス)になります。
くどいようですが、
同じ直接金融であっても
株式だったら自己資本になりますし
社債だったら他人資本になります。
以上で解説を終わります。