1次試験

サンクコストとは?例を挙げてわかりやすく解説




会社の経営を行う上で
サンクコストという用語の理解はすごく重要です。
もちろん公務員試験や中小企業診断士試験対策上も重要です。

この記事ではサンクコストとはどういうコストなのか
例を挙げながらわかりやすく解説していきます。

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サンクコストとは?

サンクコストは英語でsunk costと書きます。
sunkは埋没するという意味で
costは費用とか原価いう意味です。

なのでsunk cost(サンクコスト)は
埋没費用とか埋没原価と訳されます。

で、サンクコストとは参入時に投資した費用のうち
退出時に回収されない固定費用のことです。
サンクコストは小さいほうが新規参入のリスクは低くなります。

説明が難しくなったので
以下、具体例を使いながらわかりやすく解説していきたいと思います。

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サンクコストについて具体例を使ってわかりやすく解説

サンクコストの具体例

たとえば、あなたがピザ屋をやっていたとしましょう。
で、人気がなくてお客さんが来ません。
そこで2015年に改装して、
若い女性がたくさん来てくれそうなお店にしようと決意しました。

改装費用は600万円かかったとしましょう。
この改装費用600万円がサンクコストとなります。

サンクコストの具体例

改装後5年間、人気が出ませんでした。
そこで2020年再度、改装しようか検討しています。

もし改装するとしたら800万円かかるとのことです。
で、800万円かかるのですが、
仮に800万円以上の売上増加が見込めるなら改装はOKだけど
800万円以下の売上増加見込みだったら改装はダメです。

で、2015年の改装費用500万円がサンクコストになるわけです。

どういうことかというと、
もし2020年に店舗の改装費用が800万円かかる見込みなんですけど、
売上増加見込みが800万円以下だったら改装しません。
なんなら廃業を検討することになります。

でもそうすると、人によっては
2015年にかけた改装費用500万円がもったいないと
感じる人もいるでしょう。
でもそれは間違った考え方です。

実は2020年ふたたび改装するか、
意思決定するときに2015年の500万円は
考えてはいけないんですよ。

だからこの2015年にかけた500万円を埋没(サンク)させるってことです。
この500万円が埋没費用(サンクコスト)となります。

要するに
サンクコストというのは意思決定には影響を与えないということです。

くどいようですが、2015年の改装費用500万円がサンクコストで
この500万円を2020年時点で考えたらダメだってことです。

別の具体例で考えてみましょうか。

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サンクコストについて具体例その2

サンクコストの具体例

あなたはメガネをかけているとしましょう。
で、2018年にメガネが壊れてしまったとします。
それでメガネを修理してもらったんですけど、
修理費用が1万円かかったとしましょう。

で、2020年また修理してもらったメガネが壊れてしまいました。
この2020年にもう1回修理するか修理しないかの意思決定です。

このときにメガネ屋さんに修理費用がいくらいかかるか?
調べてもらい、2万円かかる言われたとしましょう。

この2020年に修理してもらうときに
かかる2万円という修理費用と使い続けることで
得られる便益とを比較しないといけないってことです。

もし得られる便益の方が小さいなら
このメガネは処分しないといけません。

でもメガネを処分してしまうと
2年前にメガネを修理してもらった1万円がもったいないという
話になるかもしれません。

でも、この考え方は間違っているってことです。

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サンクコストについて具体例その3

サンクコストの例

サンクコストは公共工事にも当てはまります。
たとえば、ダムの工事を例に考えてみましょう。

一定期間ダムの建設工事をしていて、
これから先、さらにダムを作るかどうか
考えたときに、「ここでやめてしまうと今までかけてきたコストが
無駄になるでしょう」という考え方が間違いってことです。

なので、今までかけてきたコストっていうのは
考えてはいけないんです。
だからサンクコスト(埋没費用)って言われていて、
サンク(埋没)ってことで、埋没させないといけないってことです。

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サンクコストについてわかりやすく解説まとめ

意思決定するときに影響を与えないようなコストが
埋没費用(サンクコスト)
ってことです。

これから先どうするか?と考えたときに
以前にかけたコストは考えたらいけないんです。

あくまでも今回かける費用と売上がいくら増えるのか?
という2つの比較だけで判断を下さないといけないということです。

サンクコストの具体例

先ほどの例で

もしたとえば2020年に倒産してしまうといったときには
2015年にかけた改装費用600万円はドブに捨ててしまったようなものです。

でも、だからといって600万円がもったいないから
赤字でも2020年以降も続ければよいのでしょうか?

さらにお店の経営状態が悪くなっていきますね。
最悪破産してしまうかもしれません。

ですから、2015年にかけた600万円というのは
回収できない固定費用だということでサンクコストといいます。

あと、2015年にかけたお店の改装費用ですが
小さいほうが新規参入リスクは低くなります。

なので、600万円よりも30万円の方がリスクは小さくなります。

これは当然のことですね。

以上で解説を終わります。