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1次試験

古典派の第二公準についてわかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

前回の記事で労働の限界不効用について解説しました。
限界不効用は逓増すると仮定するんでしたね。
労働の限界不効用とは?わかりやすく解説

今回は労働の限界不効用を前提に
古典派の第二公準について解説していきます。

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古典派の第二公準

まず前回解説した労働の限界不効用のグラフで
たとえば実質賃金率が20個だったら、、、
労働の限界不効用とは?わかりやすく解説

古典派の第二公準

「実質賃金率って何?どうして単位が個なの?」
と疑問に感じている方は
先にこちらの記事をご覧ください。
古典派の第一公準についてわかりやすく解説

で、実質賃金率が20個だったら
労働量(労働供給量)はどうなるでしょう?

1時間目は働きますね。
1時間働いたときの限界不効用は10コに対して
実質賃金率が20個なので20個分の給料がもらえますから。

20個ー10個=10個分得をしているからです。

では2時間目はどうでしょう?
限界不効用(不満足)が20個で給料が20個です。
少なくともこれ以上は働かないでしょう。

これ以上労働時間が増えると
たとえば3時間だと不満足が30個分で20個分の給料しかもらえませんから
働きませんね。

効用最大化条件

したがって効用(満足)が最大になるのは
限界不効用=実質賃金率(W/P)
のところになります。

そして効用最大になる
限界不効用=実質賃金率
に労働供給量を決めることを古典派の第二公準

といいます。

わかりやすくいうと
1時間働く不満足(限界不効用)よりも
実質賃金率が大きい限り労働時間を増やし続ける。

限界不効用=実質賃金率
となった時点で労働時間の増加はやめるので
労働供給量が決まるってことです。

以上で古典派の第二公準についての解説を終わります。