参考文献・URL
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前回の記事で労働の限界不効用について解説しました。
限界不効用は逓増すると仮定するんでしたね。
⇒労働の限界不効用とは?わかりやすく解説
今回は労働の限界不効用を前提に
古典派の第二公準について解説していきます。
古典派の第二公準
まず前回解説した労働の限界不効用のグラフで
たとえば実質賃金率が20個だったら、、、
⇒労働の限界不効用とは?わかりやすく解説
「実質賃金率って何?どうして単位が個なの?」
と疑問に感じている方は
先にこちらの記事をご覧ください。
⇒古典派の第一公準についてわかりやすく解説
で、実質賃金率が20個だったら
労働量(労働供給量)はどうなるでしょう?
1時間目は働きますね。
1時間働いたときの限界不効用は10コに対して
実質賃金率が20個なので20個分の給料がもらえますから。
20個ー10個=10個分得をしているからです。
では2時間目はどうでしょう?
限界不効用(不満足)が20個で給料が20個です。
少なくともこれ以上は働かないでしょう。
これ以上労働時間が増えると
たとえば3時間だと不満足が30個分で20個分の給料しかもらえませんから
働きませんね。
したがって効用(満足)が最大になるのは
限界不効用=実質賃金率(W/P)
のところになります。
そして効用最大になる
限界不効用=実質賃金率
に労働供給量を決めることを古典派の第二公準
といいます。
わかりやすくいうと
1時間働く不満足(限界不効用)よりも
実質賃金率が大きい限り労働時間を増やし続ける。
限界不効用=実質賃金率
となった時点で労働時間の増加はやめるので
労働供給量が決まるってことです。
以上で古典派の第二公準についての解説を終わります。