参考文献・URL
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限界効用とはある財の消費量を1単位増やすことによって
得られる効用の増加分をいいます。
⇒限界効用とは?わかりやすく解説
上記グラフを効用曲線といいます。
いきなり限界効用の定義を言ってもわかりにくいでしょう。
ですから噛み砕いて説明していきますね。
効用とはある財を消費することによって得られる満足度のことです。
それから限界は経済学用語です。
オシッコに行きたくて「もう我慢の限界!」の限界ではありません。
限界効用の『限界』とは傾きのことです。

傾きとは横に+1変化いた時の縦の変化のことをいいます。
ですから上記のグラフでいうと、
横に+1増えたら縦に+2増えていますね。
ですから傾きは+2÷+1=2です。
限界効用の横軸は消費量で縦軸は効用(満足度)です。
つまり限界効用とは傾きの満足度のことなので
消費量(横軸)が+1増えたときに得られる満足度のことです。
と抽象的に限界効用の定義をいっても
「???」という感じでしょう。
次に限界効用について具体例を挙げて説明していきますね。
限界効用の具体例

たとえば焼酎を3杯飲んで100の満足度(効用)を得られたとします。
ここで効用(満足度)を数字で表していますね。
これが限界効用理論の欠点です。
満足度を数字で表すことなんてふつう無理ですからね。
そこで無差別曲線理論が誕生したんです。
少し脱線してしまいました。
話をもとに戻しますね。

焼酎を3杯飲んで満足度が100でした。
焼酎を3杯も飲むと、酔っぱらってきて
「もっと酒をくれ!」となる方もいるでしょう。
そこで焼酎をもう1杯飲んだとします。
すると満足度が120になったとしますね。
つまり満足度が100から120に+20増えました。
この+20のことを限界効用と言います。
限界効用とは傾きの満足度のことですからね。
お酒を1杯消費して+20満足度が増えたわけですから
限界効用は+20÷+1=20ですね。
以上で限界効用の解説を終わります。