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1次試験

単利と複利の違いをわかりやすく解説




前回の記事でファイナンスとは何か、
詳しく解説しました。
ファイナンスとは何なのか分かりやすく解説

そしてファイナンスの考え方を実践していくにあたって
現在価値と将来価値についての考え方も重要ですね。

詳しくはこちらの記事で解説しています。
将来価値と現在価値の考え方についてわかりやすく解説

ここからが本題です。

現在価値や将来価値の計算をするときに重要なのが
単利と複利についての考え方です。

当然ですが単利と複利はまったく違います。

この記事では単利と複利の違いについてわかりやすく解説します。

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単利と複利の違いについてわかりやすく解説します

単利と複利の違い

単利とは最初の元本についてのみ利息がつくものをいいます。
たとえば200万円、銀行に貯金していて利息が10%とします。

1年後、元本である200万円に対して10%の利息がついて
220万円になります。

2年後も元本である200万円に対して10%の利息がつくので
20万円の利息が付くため、
200万円+(1年目の利息)20万円+(2年目の利息)20万円=240万円
となりますね。

こんな感じで元本(銀行などに預け入れたお金)についてだけ
利息がつくものを単利といいます。

これに対して複利とはいったんついた利息も
新たな元本として利息がつくというものをいいます。

たとえば元本200万円に対して利息が年10%だとすると・・・

1年目は200万円+利息20万円=220万円。
2年目は220万円+利息22万円=242万円。

となり、単利のときよりも2年目になると2万円分
金額が大きくなっていますね。

普通預金も複利となっています。

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将来価値の計算は複利?単利?どっち?

前回の記事で現在価値と将来価値の考え方について
解説しました。
将来価値と現在価値の考え方についてわかりやすく解説
将来価値の計算は複利計算をします。

「でも、単利の金融商品ってあるんじゃないですか?」
と思った方もいるかもしれません。

もし世の中に単利の金融商品があったとしても
1年後、一度、現金化してから
再度、同じものや別の単利の金融商品を利用すれば
結局のところ、複利と同じことになりますね。

たとえば、200万円を単利で年利10%の銀行に預けたとします。
このままだと1年後、220万円、2年後240万ですね。

でも、1年後220万円になったときに
一度、お金をおろして、再度、220万円を元本にして
年利10%のところに預ければ、いくら単利であっても
複利と同じお金の増え方をしますよね。

この場合だと1年後は220万円ですが
その後、お金をおろして220万円を単利で預けたなら
さらに1年後(つまり2年後)242万円となり
複利と同じお金の増え方をしています。

なので、結局、将来価値の計算は複利で考えることになります。

以上で単利と複利の違いについての解説を終わります。