参考文献・URL
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今回の記事では平均可変費用とはどんな費用なのか
解説していきたいと思います。
平均可変費用とは?
平均可変費用とはどんな費用のことでしょう?
まず可変費用とは英語でVariable Costといいます。
だから変動費といってもよいでしょう。
別の記事で変動費とか固定費については解説しています。
⇒可変費用と固定費用ってどんな費用?
そして経済学で平均といったら1個(本)当たりと考えます。
生産量で割ります。
なので、平均可変費用とは1個当たろの可変費用(変動費)のことです。
変動費はたとえば、アルバイトのお兄さんのお給料なんかが該当します。
たとえば消しゴムを作る工場だとしましょう。
平均可変費用というのは
消しゴム1個あたりの従業員に払う人件費となります。
これはすごく現実的な数字です。
ところで、平均可変費用は1個作る時の変動費(人件費など)のことなので、
ここに固定費用が含まれていないとわかりますね。
だから平均可変費用の中には固定費に含まれる光熱費の基本料金などは含まれていません。
あくまで平均可変費用は変動費だけです。
ここ大事です。
光熱費の基本料金なんて、消しゴムを作ろうが作るまいが
どうせ発生する金額です。
消しゴムを作る時のコストに固定費(光熱費の基本料金)を入れると
分析がしにくくなります。
ここまでまとめますと
平均可変費用とは可変費用VCを生産量(消しゴムなどの生産量)で割ってできる費用のことです。
平均可変費用の求め方具体例
例題
消しゴムの生産量Q=1万個、可変費用VC=20万円だったとしましょう。
このときの平均可変費用VCはいくらなになりますか?
平均可変費用の式は
ですね。
平均可変費用AVC=20万円÷1万個=20円/個
となります。
ということで、消しゴム1個当たり20円という人件費(変動費)だと
求めることができました。
で、ここまで解説した内容をグラフの上で解説していきたいと思います。
続きはこちらの記事で解説しています。
⇒平均可変費用曲線をグラフを使ってわかりやすく解説