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1次試験

合名会社3つの特徴について解説




前回の記事では企業形態の種類について解説しました。
企業形態の種類についてわかりやすく解説

企業形態の中の私企業の一つに
合名会社があります。

今回の記事では合名会社の特徴について
解説していきたいと思います。

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合名会社の特徴1.人的企業

まず合名会社は人的企業という特徴があります。
合名会社という文字を分解しますと、
名前を合わせている(集めている)会社と書きますね。

合名の名が名前、合名の合が合わせる(集める)です。
合は集合の合ですからね。

ですから合名会社は一般的には家族で経営するようなケースになります
家族にはお兄ちゃん、お姉ちゃん、弟、妹、お母さん、お父さんといますね。

家族ですから、いろんな人間関係があるでしょう。
たとえば、「僕は、お兄ちゃんのこと嫌いだけど
お姉ちゃんのことは好き」みたいなこともあるわけですね。

でも、家族なので時間がたったら仲直りするでしょう。
基本的には赤の他人より家族の方がお互いの信頼関係はあるはずです。

以上のことから合名会社は人的企業だと言われているんです。

ここまでまとめますと合名会社は人的企業という特徴があります。

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合名会社の特徴2.社員

2つ目の特徴は『社員』です。
社員というのはデニーズの厨房スタッフといった従業員のことではありません。

一般的に会社法関係で登場する社員というのは
従業員のことではなくてお金を出してくれた人(出資者)のことです。

社員は合名会社だけでなく、株式会社にだって存在します。

ただ、合名会社と株式会社では社員に違いがあるんです。
合名会社の社員は全員無限に責任をとらされるという特徴があります。
これを無限責任社員といいます。

たとえば、家族で経営していて会社が損をしてしまったときは
みんなで無限に責任をとらされます。
場合によっては個人的な財産まで売り払わないといけません。

持ち家(一戸建てなど)を売って、お金に換えて
賠償金を支払わないといけない場合だってあります。

「俺、一抜けた」なんてことも許されません。

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合名会社の特徴3.社員は業務執行権を持つ

合名会社の場合、社員は定款に別段の定めがあるときを除いて
全員、業務執行権を持っています。

そして所有と経営は分離していないことが多いです。
所有と経営の分離についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
所有と経営の分離とは?簡単にわかりやすく解説

合名会社は家族経営が多いので
自分でお金を出して、他人に口を挟まれることなく
自分で経営していることがほとんどです。

なので所有と経営は分離していないのが一般的です。

以上合名会社の特徴についての解説を終わります。