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1次試験

円安と円高についてわかりやすくイラストを使って解説

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参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

彼氏・彼女から「円高と円安の違いをわかりやすく教えてよ」
って言われたら、あなたは「それはね」と元気よく
答えることができますか?

円高、円安という言葉をニュースで見ない日はありません。
ツイッターを見ていても円高、円安という言葉を使っている人を
見かけますから。

それくらい円高、円安という用語は私たちの
日常生活やお仕事にも関係しています。

そこでこの記事ではイラストも利用しながら
円安と円高についてわかりやすく解説していきたいと思います。

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邦貨建相場と外貨建相場

たとえば1ドル119円とか、よくニュースで毎日やってますね。
こういった言い方のことを邦貨建相場(ほうかだてそうば)っていいます。

邦貨建相場は1ドル当たりいくらと円ベースで表されます。

もう一つ、外貨建相場ってのもあります。
外貨建相場っていうのは1円当たり~ドルと表すものをいいます。

邦貨建相場の対義語が外貨建相場ってことです。

おそらく1ドル当たり100円みたいな邦貨建相場の方が
わかりやすいと思います。

ですので、ここ以降も邦貨建相場で解説していきます。

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円安と円高についてイラストを使ってわかりやすく解説

まず現在1ドル90円だとします。
もし1ドル70円に円の数字が下がったとしたら
これを円高といいます。

これに対して1ドル120円と円の数字が上がったとしたら
これを円安といいます。

ここまで解説するとよく質問されるのが
「え、どうして1ドル120円と数字が増えているのに円安なの?」
です。

で、これはですね。
円の価値の問題なんです。

円の価値が高いか安いか?
円の価値が高いことを円高といって、
円の価値が低いことを円安といいます。

1ドル90円から1ドル70円になるというのは
『相対的に』円の価値が高くなるから円高といいます。
『相対的に』というのは『比較する』という意味です。

1ドル90円から1ドル70円だったら
1ドル70円の方が円の価値が高いってことです。

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円高についてわかりやすく解説

アイスクリーム1ドル

上記イラストのアイスクリームをアメリカから輸入したとしましょう。
このアイスクリームは5ドルです。

1ドルが90円とすると5ドルは450円ですね。
もし1ドル70円と円高になったら・・・

円高というのは円の価値が高って
商品をたくさん買える、
つまり輸入量が増えるというイメージを持ってくださいね。

もしあなたが31500円持っていたとします。
すると1ドル90円で5ドル450円なら
このアイスクリームを70個買えますね。

ですが1ドル70円になったら5ドルで350円なので90個買えます。
1ドル90円が1ドル70円と円高になったら70個から90個に
アイスクリームを余分に20個購入することができます。

これは円の価値が高くなったからです。

もしアメリカからこのアイスクリームを輸入するなら
同じ円でも購入数を増やすことができます。
なので、円高になると輸入量が増えます

円安 円高 わかりやすく イラスト

アメリカに63万円の自動車を輸出したとします。
こちらはあなたがアメリカ人になったつもりでこの先読んでいただくと
理解しやすいかと思います。

1ドル90円とすると63万円÷90円=7000ドル
なのでアメリカでは7000ドルで売れることになります。

ですが、円高になって1ドル70円になったとしたら・・・
円でみたら63万円のままです。
でも、9000ドルでアメリカ人は購入しないといけなくなります。

7000ドルが9000ドルになったら
買わなくなる人も増えるでしょう。
結果、アメリカへの輸出量も減ってくるわけです。

こんな感じで日本円の価値が高まり円高になり
逆にドルの価値が下がりドル安になることを
為替相場の増価
といいます。

専門的なニュースサイトを見ていると
円高っていわずに増価って書いてある場合もあるので
この場合は「円高の話をしているんだな」って理解するようにしましょう。

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円安についてわかりやすく解説

円安は円の価値が低くなることです。

アイスクリーム1ドル

上記イラストのアイスクリームをアメリカから輸入したケースでみていきます。
このアイスクリームは5ドルです。
そしてあなたは9000円もっているとします。

1ドルが90円とすると5ドルは450円ですね。
この場合、9000円÷450円=20個分のアイスクリームを買えます。

もし1ドル150円になったら、
5ドルだと750円です。
9000円÷750円=12個分のアイスクリームしか買えません。

もし5ドル750円のアイスクリームを
20個買おうと思ったら15000円必要になります。

1ドル90円が1ドル150円になると
15000円ー9000円=6000円余分に円を支払わないと
アイスクリームを20個購入できないわけです。

それだけドルと比べて円の価値が下がったってことです。
なので、もしアメリカからこのアイスクリームを輸入しようと思っても
円安になると、以前より個数を減らすことになります。

円安になると輸入量が減るってことです。

円安 円高 わかりやすく イラスト

アメリカに63万円の自動車を輸出したケースをみていきましょう。

1ドル90円とすると63万円÷90円=7000ドル
なのでアメリカでは7000ドルで売れることになります。

もし1ドル150円になったら・・・
630,000円÷150円=4200ドル
となりますね。

アメリカ人にとって以前は自動車1台7000ドルだったのが
円安の影響で4200ドルで購入できるなら
買おうと思う人が増えてくるでしょう。

そう考えると輸出量は増えるはずです。

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円安と円高についてわかりやすく解説まとめ

こんな感じで1ドル90円が1ドル70円と円高になったら
輸入量は増えるんでしたね。
5ドルのアイスクリームを以前よりたくさん購入できますからね。

逆に円高になると輸出量は減りますね。
アメリカ人にとってみたら、63万円の車でも
ドルで購入しようと思ったら高くなりますからね。

これは円の価値が以前より高くなったからです。
こういうのは増価といったりします。

これに対して1ドル90円が1ドル150円みたいに円安になったら
輸入量は減るんでしたね。

5ドルのアイスクリームを日本で購入しようと思ったら
以前よりたくさんの円を支払わないと購入できませんからね。

これに対してアメリカに63万円の車を輸出する場合には
アメリカ人にとっては以前より安く購入できますね。

1ドル90円なら63万円は7000ドルですが
1ドル150円なら4200ドルですからね。

これは円の価値が下がったからで
こういうのを減価といったりします。

以上で解説を終わります。