※アフィリエイト広告を利用しています

1次試験

ミニマックス戦略とは?わかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

ミニマックス戦略はゲーム理論の考え方の一種です。
この記事ではミニマックス戦略とはどういう戦略なのか?
図を使ってわかりやすく解説していきたいと思います。

スポンサードリンク




ミニマックス戦略とは?

まず以下の利得表をご覧ください。

ミニマックス戦略

まず、裏切るか協力するかで
最悪な戦略になる方に〇印をつけていきましょう。

そして〇印をつけたものの中でも
もっともマシな戦略を選びます。
言い換えると、〇印がついた戦略の中で
数字(利得)が一番大きいものを選びます。

つまり、最悪な中でも一番マシな戦略ということで
ミニマックス戦略
というわけです。

では実際にやっていきましょう。

まず会社Aの視点で考えていきましょう。
会社Aが裏切る戦略を選んだ時には
利得が6かー2になります。

ミニマックス戦略

6とー2ならー2の方が最悪ですね。
なので、このようにー2に〇印をつけます。

ミニマックス戦略

次に会社Aが協力する戦略を選んだら
利得は8かー4ですから、最悪なのはー4ですね。

だからー4の方に〇印をつけましょう。

ミニマックス戦略

次に、会社A裏切るか協力するかだったら
どっちの方がマシな選択なのか、考えましょう。

つまり、裏切る方の利得ー2と協力する方の利得ー4
だったらどっちの方が数字が大きいか?ってことです。

となるとー2の方がー4より大きいので
会社Aは裏切る選択をすることになります。

ミニマックス戦略

次に会社Bの視点に立ってみていきましょう。

まず会社Bが裏切る選択をしたら
ー6かー8ですね。

なので最悪な選択はー8ですから
-8に〇印をつけましょう。

今度は紫色で〇印をつけることにします。

ミニマックス戦略

次に会社Bが協力する選択をした場合、
利得は2か4になります。

なので最悪なのは数字の少ない2ですから
2の方に〇印をつけましょう。

ミニマックス戦略

次に裏切る戦略(利得ー8)と協力する戦略(利得2)を見て数字の大きい方(マシな方)を選びましょう。

2とー8なら2の方が大きいので会社Bは
協力する選択をすることになります。

ミニマックス戦略

したがってミニマックス戦略の場合、
会社Aは裏切る選択をし、
会社Bは協力する選択をする
ことになります。

以上でミニマックス戦略に関する解説を終わります。