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ミニマックス戦略はゲーム理論の考え方の一種です。
この記事ではミニマックス戦略とはどういう戦略なのか?
図を使ってわかりやすく解説していきたいと思います。
ミニマックス戦略とは?
まず以下の利得表をご覧ください。
まず、裏切るか協力するかで
最悪な戦略になる方に〇印をつけていきましょう。
そして〇印をつけたものの中でも
もっともマシな戦略を選びます。
言い換えると、〇印がついた戦略の中で
数字(利得)が一番大きいものを選びます。
つまり、最悪な中でも一番マシな戦略ということで
ミニマックス戦略というわけです。
では実際にやっていきましょう。
まず会社Aの視点で考えていきましょう。
会社Aが裏切る戦略を選んだ時には
利得が6かー2になります。
6とー2ならー2の方が最悪ですね。
なので、このようにー2に〇印をつけます。
次に会社Aが協力する戦略を選んだら
利得は8かー4ですから、最悪なのはー4ですね。
だからー4の方に〇印をつけましょう。
次に、会社A裏切るか協力するかだったら
どっちの方がマシな選択なのか、考えましょう。
つまり、裏切る方の利得ー2と協力する方の利得ー4
だったらどっちの方が数字が大きいか?ってことです。
となるとー2の方がー4より大きいので
会社Aは裏切る選択をすることになります。
次に会社Bの視点に立ってみていきましょう。
まず会社Bが裏切る選択をしたら
ー6かー8ですね。
なので最悪な選択はー8ですから
-8に〇印をつけましょう。
今度は紫色で〇印をつけることにします。
次に会社Bが協力する選択をした場合、
利得は2か4になります。
なので最悪なのは数字の少ない2ですから
2の方に〇印をつけましょう。
次に裏切る戦略(利得ー8)と協力する戦略(利得2)を見て数字の大きい方(マシな方)を選びましょう。
2とー8なら2の方が大きいので会社Bは
協力する選択をすることになります。
したがってミニマックス戦略の場合、
会社Aは裏切る選択をし、
会社Bは協力する選択をすることになります。
以上でミニマックス戦略に関する解説を終わります。