参考文献・URL
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在庫循環図とはどういう用語なのでしょう?
中小企業診断士試験の経済学を勉強していたら
必ず登場するのが在庫循環図です。
この記事では在庫循環図とはどういう用語なのか?
グラフを用いてわかりやすく解説していきたいと思います。
在庫循環図とは?
在庫循環図について解説するために
まずは上記のグラフをご覧ください。
在庫循環図とは在庫と出荷の量に着目して
状態を4段階で示したものです。
そして在庫循環図から景気がピークを表す景気の山と
これから景気が回復してくる景気の谷もわかります。
もう一度、在庫循環図をご覧ください。
まず②をご覧ください。
②は出荷は多いですがまだ在庫は少ない状態です。
それだけ売れているわけですね。
なのでどんどん出荷を増やすため在庫が増えていきます。
②を在庫積み増し局面といいます。
それから③。
②の状態は永遠に続くわけがありません。
いつかは景気が悪くなり商品が売れなくなります。
ただ、景気が悪いと判断した瞬間に出荷をやめるわけにもいきません。
そのため出荷が多くなるけど、商品が売れないので在庫がどんどん増えます。
これが③在庫積み上げ局面です。
で、②と③の間が景気のピークなので景気の山といいます。
次に④。すごく景気が悪いです。
出荷を抑え、在庫を減らそうと頑張ります。
④を在庫調整局面といいます。
それで少しずつ景気が回復してきて①になります。
①は回復局面といいます。
それから④と①の間を景気の谷といいます。
以上で在庫循環図についての解説を終わります。