※アフィリエイト広告を利用しています

1次試験

クラウディングアウトをわかりやすく説明するとこうなる!




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

「クラウディングアウトについてわかりやすく教えて!」
という方のために解説します。

とその前にクラウディングアウトの定義から。

クラウディングアウトとは政府支出を増加させると
利子率が上昇するため民間の投資を減少させてしまう現象のことです。

正直わかりにくすぎますね。

スポンサードリンク




クラウディングアウトについてわかりやすく解説します

道路工事

クラウディングアウトについてわかりやすく解説するために例を挙げます。

あくまで例ですが、ひどい不景気だったとします。
そこで国が景気対策として公共投資をしたとしましょう。

たとえば道路を作ってもらうためにいっぱい国はお金を支出するわけです。
政府支出の増加です。

ただ国は余分なお金を持っていません。借金だらけです。
だから必死になって法人税や消費税をとるわけです。

国債発行

また、国は国債を発行して政府支出を増やすためにお金をかきあつめます。

国民のみなさんに「国債を発行するから買ってね!」というわけです。

ただあまりに金利が低いと国民が国債を買っても
「金利が低いなら株式を買おうかな」とか「海外ものを買おう」となってしまいます。

だから国債の金利は少しでも高くします。

そしたら国民は国債を買うわけです。
その結果、国にお金が入ってきます。

ただ過剰に国債を発行しすぎるとどうなるでしょう?

倒産

民間の銀行からしてみたら
「うちももっと金利を高くしないと経営が成り立たない」となります。

みんな国にお金を払っているので
民間の銀行などが儲からないから金利を上げて儲けようとするわけです。

これが利子率の上昇です。

すると民間の会社が道路工事用の機械を
買ったりするときに銀行からお金を借りますが利子率が高いわけです。

100万円に対して利子率1%だったのが2%になったとしたら
それだけでも利子率にかかるコストが2倍に増えてしまいます。

すると企業は「じゃ、道路工事する機械買うのやめるか!」となってしまいます。

せっかく政府が景気をよくするために政府支出をしたのに
道路工事が進まず景気対策がうまくいかなかったわけです。

これがクラウディングアウトです。