参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
生徒から「先生、イールドカーブってどういう意味?
分かりやすく簡単に教えてください。
ついでに順イールと逆イールドの意味も教えてください」
と相談されたことがあります。
なのでこの記事ではイールドカーブとは何か?
また順イールドと逆イールドとは何か
グラフを用いて簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。
【簡単に解説】イールドカーブとは?
イールドカーブというのは横軸に残存期間、縦軸に利回りのグラフです。
残存期間は今から返済までの期間を意味しています。
順イールドは上記、ピンク線のグラフです。
ちなみにイールドとは利子のことです。
つまり、借りる期間が
1年より2年、2年より3年の方が利回りが高くなるということを
順イールドでは表しています。
逆イールドは以下の青線のグラフです。
逆イールドは1年目より2年目、2年目より3年目の方が利回りが低いです。
イールド曲線と期待仮説の関係
期待仮説というのは、たとえば順イールドの場合。
1年間程度の金利を短期金利と仮定します。
1年目の1年間の金利(短期金利)は1%、
次の1年間の金利は1.5%かな、次の1年間の金利は2%かな
と、年々金利が上がっていくとします。
その場合、3年間の金利の平均は1+1.5+2=4.5
4.5÷3=1.5%
となりますね。
期待仮説の場合、3年間の固定金利として金利を決める場合
最初から1.5%とします。
期待仮説はちょうど1年ごとに借り換えた場合の平均値が
固定金利になるという考えた方です。
ところで、順イールドは長期の金利が高いということは
金利がどんどん上がると思っているわけです。
これが順イールドです。
逆に、逆イールドの場合には1年目の1年間の金利よりも
2年目の1年間の金利の方が安いです。
長く借りる方が金利が下がると思っているわけですね。
期待仮説では金利の平均値が長期金利の金利になりますから。
長く借りる方が金利が下がってしまいます。
これが逆イールドです。