この記事ではピーコックワイズマン効果、(転位効果)について
わかりやすく解説していきます。
ピーコックワイズマンの転位効果

ピーコックワイズマン効果はピーコックワイズマンの転位効果と言ったりします。
どちらかというと、ピーコックワイズマンの転位効果の方がメジャーだと思います。
ではピーコックワイズマンの転位効果とはどんな効果のことなのでしょう?
まず、この効果はピーコックさんとワイズマンさんの2人による研究結果からできたものです。
戦争とか恐慌が起こると、政府支出が少しずつ増えるのではなくて
飛躍的に増えてしまうという効果のことをピーコックワイズマンの転位効果といいます。
どうして恐慌や戦争により政府支出が少しずつ出なく飛躍的に(急激に)増えるのでしょう?
たとえば、A国という国があったとしましょう。
で、1900年は戦争してなくて、30という政府支出だったとします。
そして1910年に戦争があったとします。
すると防衛費なんかがかかるので30が60と飛躍的に上昇します。
そして1920年に戦争が終結しました。
じゃ、戦前である1900年の30に戻るか?というとそんなことはありません。
60のままだったりします。
戦前の状況に戻りません。
戦争が終わると防衛費が下がるものの、その分心も体も傷つく人が増え
社会保障費が増えるため、そのまま戦時中と同じくらいのお金が必要になってしまうからです。
これがピーコックワイズマンの転位効果です。