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動物関係

猫の長生きの秘訣!置き餌をやめるべき7つの理由【獣医師からのアドバイス】

猫の長生きの秘訣!置き餌をやめるべき7つの理由【獣医師からのアドバイス】




今回は猫ちゃんのごはんについて、
特に「置き餌」のお話をします。
置き餌とは、猫ちゃんが好きな時に
いつでもごはんを食べられるように、
食べ物を常に出しておくのこと方法です。

これを「不断給餌」や「自由採食法」とも言います。
猫ちゃんにごはんをあげる方法には、
置き餌と、決まった時間に食事を与える2つの方法があります。

置き餌には、猫ちゃんがいつでも好きな時に
食べられるという大きなメリットがありますが、
実はいくつかのデメリットもあります。

そのため、一般的にはおすすめできないんです。
多くの飼い主さんが、「多頭飼いだから置き餌をしている」
「愛猫の食事時間が不規則だから置き餌をしているけど、大丈夫かな?」
と考えたり、衛生面や猫ちゃんが食べない時の心配から、
結局置き餌にしてしまいます。

実際に、私のところには「置き餌って本当はダメですか?」
という質問がよくあります。
プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
確かに、衛生面や病気のリスクを考えると、
置き餌の方法はあまりおすすめできません。

今回は、猫ちゃんに置き餌をやめた方がいい理由を7つお話しします。
この話を聞けば、あなたの猫ちゃんに合った
ご飯の与え方が見つかると思いますので、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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猫の置き餌をやめるべき7つの理由

理由(1)ゴミや昆虫などが混入しやすい

キャットフードの上にハエが止まっている

餌を長時間そのままにしておくと、
ホコリやゴミが混入する可能性があります。
外から家に持ち込まれたゴミや、
家の中で舞っているホコリが餌に落ちることもあるんですよ。

さらに、ゴミだけではなく、
ハエなどの虫が入ってしまうことも考えられます
特に、春や夏は虫も多くなるので、
置き餌に虫が寄ってきやすくなります。
これらの理由から、置き餌は猫ちゃんにとって
不衛生な状態を作り出してしまいがちです。

理由(2)フードが酸化しやすい

酸化したキャットフード

キャットフードに含まれている油は、
空気に触れていると酸化しやすくなります。
この酸化した油は、猫ちゃんの胃腸に
刺激を与えてしまうことがあるんです。
食中毒とは違いますが、
お腹を壊してしまうこともありますよ。

さらに、酸化した油は猫ちゃんの体にとっても
良くない影響を与えます。
被毛が艶を失ったり、皮膚の状態が悪くなったり、
下痢の原因になったり、
最悪の場合、がんのリスクが高まることもあるんです。

キャットフードには酸化を防ぐための
防止剤が入っていることもありますが、
置き餌として長時間空気にさらされると、
それでも油はどんどん酸化してしまいます。

長期的に見ると、酸化した油を摂取し続けることで、
猫ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があるんです。

ですので、猫ちゃんにはなるべく新鮮な餌を与え、
酸化した油を摂取させないように
気をつけてあげることが大切ですね。

ですので、なるべく酸化した油は
とらない方がいいよってことですね。

理由(3)食欲不振になる可能性がある

食欲不振の猫


猫ちゃんは、人間と違って視力はあまり強くないかもしれませんが、
その代わりに嗅覚や味覚が非常に発達しています。
猫ちゃんは、この鋭い臭覚や味覚を使って、
自分の好きな餌を選んでいるんですよ。

でも、餌を置き餌として長時間放置しておくと、
フードの香りや風味が徐々に落ちてしまいます。
すると、猫ちゃんがその餌に興味を示さなくなってしまうんですね。
一度、嫌なイメージがついてしまった餌には、
二度と手をつけなくなることもあるのです。

特にドライフードは、湿気を吸いやすく、
その結果、品質が落ちてしまうことがあります。

入院中の猫


このように品質が落ちたり、
香りや風味が変わったりすると、
猫ちゃんが食べたがらなくなるだけでなく、
お腹を壊して入院する羽目になるかもしれません。

そして、飼い主さんが
猫ちゃんの食べる量を毎回チェックしていないと、
猫ちゃんがあまり食べていないことに
気付かないまま時間が経ってしまうことがあります。
これは、知らず知らずのうちに
猫ちゃんが栄養不足になってしまう原因にもなりますので、
本当に注意が必要です。

理由(4)多頭飼いだと危険なケースが多いから

多頭飼い

猫ちゃんに置き餌が危険な理由4つ目は
多頭飼いだと危険なケースが多いからです。

猫ちゃんをたくさん飼っている家では、置き餌するといろいろな問題が起こりがちです。一番の問題は、食べる量が多い猫ちゃんが、他の猫ちゃんの分まで食べてしまうこと。これだと、食べた猫ちゃんは太りすぎの心配があり、食べられなかった猫ちゃんは栄養不足になってしまいます。

それに、多頭飼いでは、どの猫ちゃんが
どれだけ食べたかを把握するのが難しくなります。
特に、オス猫同士だと、食べ物を巡ってケンカになることも。
また、体の小さい猫や弱い立場の猫が十分な食事を
取れなくなる可能性もあります。

食べる量が変わると、
それが病気のサインかもしれないのに、
すぐに気づけないかもしれません。
だから、猫ちゃんが平等に食べられるように、
食器を分けてあげたり、
食事の量を見て健康管理をすることが大切です。

さらに、病気の猫ちゃんのために
特別な食事(療法食)を与えている場合も注意が必要です。
療法食は、その猫ちゃんのためだけのもので、
他の猫ちゃんが食べてしまうと良くないことがあります。

多頭飼いする場合は、
猫ちゃん一匹一匹に合った食事をして、
健康を守ってあげましょう。
それが、みんなが幸せに暮らすコツですね。

理由(5)肥満になりやすい

肥満の猫

猫ちゃんに置き餌が危険な理由5つ目は肥満です。
もし、ごはん皿が空になったら
すぐに追加するような餌のやり方をしていると、
猫ちゃんが適切な量より多く食べてしまい、
太ってしまうこともありますね。

猫ちゃんがちょこちょこと食べたり、
少し食べては寝たりする習慣は、
気づかないうちに肥満の原因になりやすいんですよ。

肥満はただ体重が増えるだけではなく、
尿路結石や糖尿病などの病気のリスクも高めてしまいます。
また、関節にも負担をかけてしまうので、
猫ちゃんの健康にとってよくないんです。

理由(6)体調不良に気づきにくい

体調不良の猫

猫ちゃんに毎日同じ時間にご飯をあげると、
いつもと違う様子や食べる量が変わったときに
早く気づくことができます。

でも、置き餌にしてしまうと、
猫ちゃんが好きな時間にちょっとずつ食べるようになり、
もし食べる量が減ってもそれに気づきにくくなってしまいます。

特に、猫ちゃんをたくさん飼っている場合は、
どの子がどれだけ食べたのかを把握するのがさらに難しくなります。
これが問題なのは、猫ちゃんが1日何も食べなかったり、
いつもの食事量の半分以下しか食べない日が3日以上続いたりすると、
病気のサインかもしれないからです。

そんなときは、動物病院に連れて行くべきなのに、
置き餌だとそのサインに気づきにくいんです。

理由(7)お腹を壊しやすい

腹痛の猫

猫ちゃんに置き餌が危険な理由7つ目はお腹を壊しやすいことです。
猫ちゃんに置き餌をしてしまうと、
時間が経つにつれて食べ残しに細菌が増えやすくなります。

これは、特にウェットフードに当てはまることです。
ウェットフードは水分が多くて栄養も豊富なので、
猫ちゃんにとってはとっても美味しいんですが、
同時に細菌にとっても住みやすい環境になってしまうんですよ。

例えば、夏の日にジュースを水筒に入れて持ち歩くと、
細菌が増えやすくなりますよね。
また、暑い日にピクニックバスケットに入れたサンドウィッチも
同じように細菌が増えやすいんです。
ウェットフードも、これらと同じで、
長時間置いておくと細菌が増えてしまうんです。

さらに、食器に食べ残しのフードをそのままにして、
新しいフードを上から足してしまうと、
食器にも細菌が繁殖しやすくなります。

だから、食器は毎回洗って、
猫ちゃんには新鮮な食事を提供することが大切です。

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猫ちゃんの置き餌をやめるべき7つの理由まとめ

置き餌に興味を示す猫

最後に猫ちゃんの健康を守るために、
置き餌をやめることはとても大切です。

新鮮なご飯を与えることで、
猫ちゃんがより健康に、そして長生きできるようにしましょう。

猫ちゃんが毎日元気で過ごせるように、
食事の管理に少し気を使ってみてくださいね。

猫ちゃんの幸せな毎日のために、
私たちができることを一緒に考えていきましょう。
大切な家族の一員である猫ちゃんの健康と幸せのために、
一緒に頑張りましょうね。