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動物関係

犬の皮膚が伸びる理由とは?メリットとデメリットについても解説【獣医師解説】

犬 皮膚 伸びる




犬のほっぺを触ると、モチモチとした気持ち良い触り心地に癒やされますよね。
特に柴犬を飼っている人にとっては、その感触はなじみ深いものです。
愛犬のほっぺを伸ばして遊んでいる時に、
「どうして犬の皮膚はこんなに伸びるんだろう?痛くないのかな?」と
思ったことはありませんか?

実は、犬の皮膚が伸びやすい理由は、ただ触り心地が良いからというわけではありません。
人間の皮膚も伸びますが、犬の皮膚は特に伸びやすく、
これには大切な理由があります。犬のほっぺがモチモチしていて伸びるのは、
ただ可愛いだけではなく、その背後にはもっと深い意味が隠されているのです。
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犬の皮膚が良く伸びる理由

柴犬のほっぺが伸びる


犬の皮膚がよく伸びる理由って、
実は犬自身の身を守るためのとっても賢い自然の仕組みなんです。
特に首の周りの皮膚は、もし他の動物に噛まれても、
大きなけがになりにくいように伸びやすくできています。
だから、犬のほっぺを軽く引っ張るとすーっと伸びて気持ちいいのは、
実は外からの攻撃による傷を深くしないための工夫なんですよ。

想像してみてください。もし犬が噛まれたとき、
その伸びやすい皮膚がまるでクッションみたいに働いて、
噛まれた部分のダメージを少なくしてくれるんです。
これがあるおかげで、犬は大怪我になることを防ぐことができるんですね。
なぜなら、噛みつかれる力が一点に集中するのではなく、広い範囲に分散されるからです。

この伸びやすさは、さらに内部の大切な器官を守る効果もあります。
たとえば、首の皮膚が伸びることで、
喉や大切な血管がダメージを受けにくくなります。
これは外からの攻撃によるダメージを減らし、
犬を守るためのすごいギフトなんです。

力がどうやって分散されるのか、
もっとわかりやすく説明するために、風船の例を考えてみましょう。
風船の表面を指でちょっと押すと、
その圧力は風船全体に広がって、
風船が少し伸びますよね。

このとき、圧力が風船全体に分散されるのと同じように、
犬の皮膚も伸びることで噛まれた力を広い範囲に分散させます。
これにより、一箇所に強い力が集中するのを防ぎ、
皮膚の下にある血管や大切な組織を守ることができるんです。
だから、犬の皮膚が伸びるっていうのは、
実は犬を守るためにとっても大切な役割を果たしているんですよ。

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犬の首回りの皮膚がよく伸びる理由

子犬の首の皮膚が伸びる

母犬が、子犬を首の皮をくわえて運ぶ姿って、とても興味深いですね。
子犬の首の皮がよく伸びるのは、
母犬が子犬を安全にどこかへ運ぶときにとても大切なことなんです。
このようにして、お母さんが子犬をくわえて移動する時に、
子犬が痛くないように、そして安全に運べるようになっているんですよ。

さらに、犬の背中や頭の周りの皮膚も、大切な器官を守るために伸びやすくできています。
これらの部分は、外敵から特に守る必要がある場所なので、
皮膚が伸びることで、攻撃を受けたときのダメージを減らすことができるんです。

このように、犬の皮膚が伸びやすいのは、
ただ面白いだけではなく、犬やその子犬を外敵から守り、
安全に運ぶための賢い自然の工夫があるからなんですよ。

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犬の皮膚を引っ張っても痛くないの?

柴犬のほっぺが伸びる


犬のほっぺをやさしく伸ばすとき、犬は痛くないのかな、
と思うかもしれませんね。

実は、犬は大好きな飼い主さんにほっぺを触られることを全然嫌がらないんですよ。
それどころか、ほっぺを触ってもらうことで気持ちがいいと感じたり、
うれしくなったりすることもあるんです。

でも、これはやさしく触っている場合の話。
もし、ほっぺを無理やり強く引っ張ったりすると、
犬にとって痛い思いをさせることになるので、
そんなことはしないように気をつけてくださいね。
犬も私たちと同じように、愛情を持って大切に扱ってもらいたい大切な生き物なんです。

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犬の皮膚が伸びるデメリット

犬の皮膚がよく伸びるのは、すごく便利なことのように思えますが、
実は少し問題もあるんです。
この問題とは、皮膚が伸びやすいことで、
時には微細なひび割れや傷ができやすくなり、
その結果、細菌が入り込みやすくなってしまうことです。

皮膚が伸びたり動いたりすると、
本来は犬を守るためのものですが、
皮膚の表面に小さな傷ができることもあります。

そして、これらの小さな傷が細菌にとっての「入り口」になってしまうことがあるんです。
つまり、皮膚が伸びることで守られることもありますが、
その反面でケガや傷から細菌が入りやすくなるリスクもあるわけです。

そのため、もし愛犬がけがをしたら、
その傷が悪化しないように、早めに適切なケアをすることが大切です。
ケアを怠ると、細菌が傷口に入り込み、最悪の場合、
その部分が壊死してしまう可能性もあります。

ですから、けがをしたら、速やかに獣医さんに診てもらうことが、
愛犬を守るためにとても重要なんですよ。

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特にほっぺが良く伸びる犬種5選

ほっぺが伸びやすい犬種(1)ブルドッグ

ブルドッグ

この犬種は、そのしわが多い顔とたるんだ皮膚で有名です。
特に顔の周りの皮膚が伸びやすいため、
ほっぺを引っ張るとかなりの伸びを見せます。

ほっぺが伸びやすい犬種(2)パグ

パグ


小さな体ながらも、顔の周りにたっぷりとした皮膚があります。
このたるみがほっぺを伸ばしやすくします。

ほっぺが伸びやすい犬種(3)セントバーナード

セントバーナード

この犬種もまた、大型でふわふわとたるんだ皮膚を持ちます。
特に顔周りの皮膚が伸びやすいことで知られています。

ほっぺが伸びやすい犬種(4)シャー・ペイ

シャーペイ

シャー・ペイは、その特徴的なしわが多い皮膚で有名な犬種です。
最も顕著な特徴は、体全体にある深いしわと、青黒い舌です。
このしわが多い皮膚は、非常に柔軟で、
ほっぺを軽く引っ張るだけで大きく伸びることができます。

ほっぺが伸びやすい犬種(5)バセット・ハウンド

バセット・ハウンド

バセット・ハウンドは、その長い耳と低い体格で知られる犬種です。
この犬種の特徴は、重力に逆らうかのように地面に近い体格と、
長くたれた耳、さらには目の周りと体の皮膚がたるんでいることです。
これらのたるんだ皮膚も、
ほっぺを引っ張るとよく伸びることで知られています。

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犬の皮膚が伸びるメリットとデメリットとは?【獣医師解説】まとめ

犬皮膚伸びる


今回の記事では、
「犬の皮膚が伸びる理由とは?メリットとデメリット」
というテーマで、犬の皮膚がなぜ伸びやすいのかについて、
わかりやすく解説しました。
犬のほっぺを触ると、そのモチモチ感に癒やされることってありますよね。
特に、柴犬のような犬種のほっぺは、
私たちにとって非常に馴染み深いものです。

でも、犬の皮膚が伸びるのは、
ただ触り心地がいいからだけではないんですよ。

実は、この特性には、犬を守るための大切な役割があるんです。
外からの攻撃に対して、犬の皮膚が伸びることで、
ダメージを減らし、大切な器官を守っています。

首の皮膚伸びる

たとえば、首の周りの皮膚が伸びやすいのは、
もし他の動物に噛まれても大怪我になりにくくするため。
これはまるで、風船が指の圧力で全体に伸びるように、
犬の皮膚も噛まれた時に力を分散させて、傷を浅くするんです。

子犬の首の皮膚が伸びる


また、お母さん犬が子犬を運ぶときに、首の皮膚を使うことも、
この伸びやすさがとても重要な理由です。

しかし、この素晴らしい特性には少し問題も。
皮膚が伸びやすいことで微細な傷ができやすくなり、
それが細菌の入り口になってしまうことも。

だから、愛犬がけがをしたら、
早めに獣医さんに診てもらうことが大切なんですよ。

パグ

そして、特にほっぺが伸びやすい犬種も紹介しました。
ブルドッグやパグ、セントバーナード、
そしてシャー・ペイやバセット・ハウンドなど、
それぞれの犬種が持つユニークな特徴とともに、
彼らの皮膚がなぜ伸びやすいのかを探りました。

この話を通して、犬のほっぺを次に触るときには、
その伸びやすさの背後にある、
自分のを守るための賢い自然の仕組みを思い出してもらえたら嬉しいです。
犬の体には、私たちが思っている以上に、
彼らを守るための素晴らしい特性が備わっているんですね。

今回の記事は以上になります。