雨の日って愛犬が元気をなくしてしまうことがありますよね。
雨が降り始めると、愛犬はよく寝るようになり、
特に部屋の隅で丸くなって寝ている姿がよく見られます。
雨が降ると、なぜ愛犬は元気がなくなるのでしょうか?
目次
愛犬が雨の日に元気がない2つの理由
(1)雨が苦手
(2)低気圧の影響
の2つです。
雨の日に愛犬の元気がなくなる理由(1)雨が苦手
![雨の日の犬](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
愛犬が雨の日に元気がなくなる理由の1つ目をお話しします。
まず、犬は雨の日が苦手なことがあります。
人間よりもワンちゃんの方が聴覚がとても良いです。
だから雨の音や、その音が何かに当たって反響する振動を
ワンちゃんは敏感に感じ取ります。
例えば、傘に当たる雨の音、道路を走る車のしぶきの音、
自分の鼻先に当たる雨の音など、
普段聞きなれない音や振動に、
犬は恐怖を感じやすいんです。
![雷に不安がる犬](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
そして、雷が鳴る日もありますよね。
雨の音や振動を感じると、
「もしかして雷が鳴るかも?」と犬は不安に思うことがあります。
これらの音や振動は、犬にとって非日常的で、
怖いものと感じる原因になることが多いんです。
また、嵐が近づくとワンちゃんがストレスを感じたことを示す「コルチゾール値」が
上がるという研究結果があります。
嵐がくると雨も降りやすいので、
雨の日は元気がないというワンちゃんは多いです。
雨の日に愛犬の元気がなくなる理由(2)低気圧の影響
![低気圧](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
雨の日に愛犬の元気がなくなる理由2つ目は低気圧の影響です。
低気圧が近づくとなぜ雨が降りやすくなるのか、
ご存知ですか?
実は、低気圧自体が雨を直接降らせるわけではありません。
低気圧のエリアでは、空気が集まりやすく、
その中で温かい空気と冷たい空気がぶつかり合います。
このぶつかり合いが、雲を発生させるんです。
そして、雲ができると、雨が降りやすくなるのです。
では、愛犬はどうして低気圧の日に元気がなくなるのでしょうか?
人間と同じように、犬にも低気圧の影響を受けやすい子と
そうでない子がいます。
![内耳のセンサー](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
低気圧が体に影響を与えるとされる理由の一つに、
内耳にある気圧センサーを通じて自律神経が乱れることが考えられています。
しかし、低気圧だけでなく、気温や湿度、天候の変化、
雨の音、風の強さなど、低気圧に伴うさまざまな変化も
愛犬の体調に影響を与えるかもしれません。
そのため、愛犬がどの変化に反応しているのかは、
一概には言えないことが多いです。
このように、低気圧の影響は複雑で、
愛犬が雨の日に元気がなくなる理由は個体差があります。
愛犬がどのような時に不安やストレスを感じるのかを知ることで、
雨の日でも快適に過ごせるようにサポートしてあげましょう。
では、どんな犬が気圧の変化に敏感なのでしょうか?
(1)不安になりやすい犬
![不安な犬](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
普段から大きな音にビックリしたり、
さまざまなことに敏感に反応するワンちゃんほど
気圧が変化すると特に不安になりやすい傾向にあります。
これはそのワンちゃんがもともと持っている敏感さが原因で
普段から環境の変化や予期せぬ刺激に対してストレスを感じやすい性質を持っています。
気圧の変化は、人間には直接感じにくいものですが、
犬はその変化を敏感に察知し、
それが不安やストレスを引き起こすトリガーになります。
気圧が変化すると、それに伴い天候が悪化することが多く、
雨や風、雷などが発生することがあります。
これらの現象は、普段から敏感な犬にとっては
さらに大きなストレス源となります。
台風の接近などで気圧が大きく変わる際には、
飼い主さんのそばを離れなくなったり、
普段使っている掃除機やドライヤーなどの家庭内の音にも
過敏に反応して恐怖を感じたりするのです。
(2)特発性てんかん
![特発性てんかん](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
特発性てんかんを持っている犬の約1割は、
気圧の変化に敏感に反応します。
気圧が下がったり、急に上がったりすると、
その変化が発作を引き起こすきっかけになることがあるんです。
でも、犬によっては、気圧が下がる途中、
一番低くなった時、または気圧がまた上がり始める時など、
発作が起こりやすいタイミングはさまざまです。
愛犬が雨の日に元気がないのはなぜ?2つの大きな理由まとめ
![雨で元気がない犬](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この記事では、「愛犬が雨の日に元気がないのはなぜ?2つの大きな理由【獣医師解説】」
というテーマでお送りしました。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
雨の日、愛犬がいつもと違って元気がないように見えること、
あると思います。
部屋の隅で丸くなってじっとしている姿を見たことがあるかもしれません。
では、なぜ雨の日に愛犬は元気がなくなるのでしょうか?
![雷に不安がる犬](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
その理由には大きく分けて2つあります。
1つ目は、犬が雨の音やそれに伴う振動を苦手としていることです。
犬は人間よりも聴覚が鋭いため、雨音や傘に当たる音、
車の通る音などを敏感に感じ取ります。
特に雷が鳴る日は、雨の音だけでなく、
雷の音による不安から元気をなくしてしまうこともあります。
2つ目の理由は、低気圧の影響です。
低気圧が近づくと、雲が発生しやすくなり、
結果として雨が降りやすくなります。
この気圧の変化は、人間と同様に犬の自律神経に影響を与え、
体調を崩しやすくなるのです。
しかし、気圧の変化だけでなく、
それに伴う気温や湿度の変化も犬の体調に影響を与えるため、
一概には言えない場合も多いです。
さらに、気圧の変化に敏感な犬は、
不安を感じやすい性格の犬や、
てんかんなどの持病がある犬であることが多いです。
これらの犬は、気圧が変わると特に不安を感じやすく、
そのため雨の日に元気がなくなりがちです。
このように、愛犬が雨の日に元気がなくなる理由は、
犬それぞれによって違います。
しかし、愛犬が不安やストレスを感じているときは、
そっと寄り添ってあげることが大切です。
雨の日でも愛犬が快適に過ごせるように、
飼い主さんが気をつけてあげることが重要です。
愛犬の健康と幸せのために、
雨の日の過ごし方について考えてみてはいかがでしょうか。