キシリトールについて、わかりやすくお話ししますね。
キシリトールは、甘くてスース―するような味がする人工甘味料です。
このキシリトールは、シュガーレス製品によく使われています。
たとえば、人間が使う歯磨き粉やキシリトールガムなどに含まれていることが多いです。
多くの方がご存じかもしれませんが、
このキシリトールは、犬にとっては危険な成分です。
なぜなら、犬がキシリトールを摂取すると、
中毒を起こしてしまうからです。
ですから犬がキシリトールを含むものを
食べないように注意が必要です。
![キシリトール](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この記事ではキシリトール中毒についてお話ししたいと思います。
キシリトール中毒は、とても怖いものです。
犬の飼い主さんには、この記事をご覧になっていただき、
キシリトール中毒の危険性や、それを未然に防ぐ方法の大切さを
理解していただきたいです。
それができれば、私は本当に嬉しいです。
⇒プロフィールと当ブログを作ることになったきっかけ
・キシリトールを誤って食べると犬にどんなことが起こるのか(症状)
・キシリトール入りのものをどれくらいの量食べたら犬にとってまずいことになるのか
・もし食べてしまったらどんな中毒の症状が出るのか。
・これらのことについてのまとめ
について解説していきます。
この記事をご覧になっていただき、
キシリトール中毒についてよく理解して、
大切なペットを守ってくださいね。
目次
犬がキシリトールを誤食するとどんな症状がでる?
![犬がキシリトールを食べるとどんな症状がでるか](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
それでは、話を始めましょう。
犬がキシリトールを間違って食べてしまったらどうなるのでしょう?
実は、キシリトールを食べると、犬は低血糖になったり、
肝臓に障害が出たりすることがあります。
![低血糖](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
低血糖とは、血の中の糖の量、
つまり血糖値が低くなることを意味します。
低血糖が続くと痙攣発作が起きたりフラフラしたりすることがあります。
これはとても心配な状況で放っておくことはできませんね。
![犬がキシリトールで肝障害](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
キシリトールを多く食べると、
肝臓にも重大なダメージを与えることもありますので注意が必要です。
犬がキシリトールを食べた後、
30分から1時間以内に様々な症状が現れることがあります。
例えば、嘔吐をしたり、ふらふらしていたり、
ぼーっとしたりすることがあります。
また、運動がうまくできなかったり、
痙攣を起こしたり、急に力が抜けてしまうこともあります。
さらに症状が重くなると、肝臓に大きなダメージを受け、
出血が止まらなくなることもあるのです。
これはとても危険な状態なので、
犬にキシリトールを与えないようにしましょう。
猫にキシリトール入り製品を与えたらどんな症状が出る?
![猫とキシリトール](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
猫にキシリトール入りの製品を与えたらどうなるのか?について、
わかりやすく説明しましょう。
ワンちゃんの場合はキシリトール製品を誤食すると
低血糖や肝臓障害などの中毒を起こすと先ほど解説しました。
猫はどうでしょうか?
実は、2018年頃に猫におけるキシリトールの影響についての報告がありました。
この報告によると、犬が中毒を起こす量のキシリトールを猫に与えても、
特に毒性は認められなかったそうです。
ですので、猫に対してキシリトールが犬ほど危険ではない可能性があります。
しかし、それでも猫にキシリトールを積極的に与える必要はないと思います。
キシリトールは、猫にとって特に必要なものではありませんし、
与えない方が無難だと個人的には感じています。
猫の健康を考えると、キシリトールを与えるのは控えた方が良いでしょう。
犬はどれくらいの量のキシリトールを誤食すると中毒を起こす?
![犬とキシリトールの中毒量](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
それでは犬がキシリトールをどれくらい食べたら危険になるのか解説しますね。
まず、犬によって反応が違うので、
この話は一つの目安として聞いてくださいね。
低血糖を引き起こす可能性がある量は、
大体0.03~0.09g/kgです。
つまり、犬の体重1キログラムあたり0.03グラムから0.09グラムの
キシリトールを食べると危険なんです。
少ない量でも、0.03g/kgで
低血糖を引き起こすことが報告されています。
これは、かなり少ない量です。
肝臓への障害は、だいたい犬の体重1キログラムあたり
0.5グラム以上のキシリトールを食べた場合に起こり始めると言われています。
犬がキシリトールを食べないように気をつけましょう。
それでは、犬がキシリトールをどれくらい食べたら危険か、
わかりやすく説明しましょう。
例えば、キシリトール入りのガムを使って考えてみましょう。
ガム1個には大体0.5gから1.0gのキシリトールが入っています。
なので、ここではガム1粒当たり1gのキシリトールが
含まれていると考えてみましょう。
![5kgの犬がキシリトールを食べる](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
例えば、体重が5キログラムの犬が
キシリトール入りのガムを1個食べた場合、
1グラム÷5キログラムで、
体重1キログラムあたり0.2グラムのキシリトールを
摂取したことになります。
これは、さっき話した基準からすると、
5キログラムの犬がガム1個を食べただけで
低血糖を起こす可能性が十分にあるということです。
「ガム1個くらいなら大丈夫だろう」と思いがちですが、
実は中毒を起こす可能性が十分にあるので注意が必要です。
では、体重が20キログラムの犬の場合はどうでしょうか?
同じガム1個を食べても中毒を起こす量ではないかもしれません。
しかし、中毒になる可能性がゼロではないので、
やはり食べさせない方が無難です。
このようにして、
犬の体重とキシリトールの量を計算することができます。
![中毒物質を食べたらすぐに動物病院へ](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
生き物の体はすべて計算通りにはいきません。
大切なのはその時の犬の状態です。
もし「何かおかしいな」と感じたら、
すぐに動物病院に愛犬を連れて行くことが重要です。
キシリトールだけでなくタマネギなども中毒を引き起こすことがありますが
どんな中毒であっても治療は症状が現れる前に対処するのがベストです。
ですので、「不安だな」「危ないな」と感じたら、
すぐに動物病院に相談するのが良いです。
あと、キシリトールの含有量ですが
これは製品によって異なります。
誤って食べさせないのが一番ですが、
時間があれば身近にあるキシリトール入りの製品の
キシリトール含有量をチェックするのもいいでしょう。
意外と多く含まれていることに驚くかもしれません。
とにかく犬の健康を守るためには、
日頃から気を付けることが大切です。
犬がキシリトールを誤食した!対処法は?
![動物病院で治療](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
それでは、犬がキシリトール入りの製品を
食べてしまった場合の対処法について、
わかりやすく説明しましょう。
キシリトールを含む製品を犬が食べてしまったら、
どうすれば良いのでしょうか?
この状況は非常に危険で緊急事態です。
なぜなら、キシリトールを食べると、
低血糖を引き起こす可能性があるからです。
低血糖は犬にとって大きな健康リスクです。
そのため、犬がキシリトールを含むものを食べてしまったら、
すぐに動物病院に行くことを強くおすすめします。
獣医師は犬の状態を診断し、
必要な治療を行います。
病院での診療後は、
獣医師の指示に従うことが一番大切です。
要するにキシリトールを食べてしまった犬は
すぐに病院に連れて行き、
獣医師の指示に従うことが、
犬の健康を守るためには最善の方法なのです。
猫がキシリトール入り製品を食べてしまったら・・・
![猫がキシリトールを食べた](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
もしかしたら猫ちゃんだってキシリトール入りの製品を誤食したら
何か起こるかもしれませんし、
低血糖がもしかしたら起こるかもしれません。
ワンちゃんに対しても猫ちゃんに対しても
まずは与えないようにするのが大事です。
誤食されないということを心がけてほしいです。
もしキシリトール入りの製品を猫ちゃんが食べてしまったら
猫ちゃんでも心配であれば動物病院の先生に
体調をチェックしてもらうのが良いと思います。
犬がキシリトールを食べたまとめ
![犬にキシリトールまとめ](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
それでは、今回お話しした
キシリトール中毒についてまとめてみましょう。
人間がキシリトール入りのガムを食べると、
歯磨き粉のような成分が含まれていて、
口の中がスースーして気持ちが良いですよね。
でも、このキシリトール入りの製品は、
犬には食べさせてはいけません。
これが一番大切なポイントです。
もし犬や猫がキシリトール入りの製品を食べてしまった場合、
家でできる対処法はほとんどありません。
ですから、もしもの時は、早めに動物病院に相談することが重要です。
動物病院の先生に相談して、
適切な対応をしてもらうのがベストです。
ペットの健康は大切にしましょうね。
![シロップ飲ませる女性](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
インターネットには、
「犬が低血糖になった時に甘いシロップを飲ませれば大丈夫」
という情報があるかもしれません。
確かに、甘いシロップを飲ませると一時的に血糖値が上がることがあります。
しかし、その後、血糖値が再び下がる可能性がありますし、
肝臓への影響はシロップでは解決できません。
ですので、シロップを飲ませるだけで家で過ごすのはおすすめできません。
もし犬がキシリトール入りの製品を食べたら、
怖いことが起こる可能性があります。
そのため、早めに動物病院に行き、
獣医師に相談することが大切です。
獣医師は適切な治療を行って、
犬の健康を守ってくれます。
ペットの健康を守るために、すぐに行動を起こしましょう。
今回の解説は以上になります。