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動物関係

犬が突然死する前に見せる前兆【獣医師解説】

犬 突然死 前兆




犬も人間もいつかは死にます。

たとえば

・老衰で亡くなる
・突然死

などいろんな亡くなり方があります。
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突然死とは

WHO(世界保健機構)によると
瞬間死あるいは発病後24時間以内の内因死で自然死も含む
突然死も自然死の一部

となっています。
ですから老衰も突然死に当てはまります

WHOによる突然死の定義に
書かれている内因死とは
内臓の不調(心臓病や脳の病気など)による死亡のことです。

内因死の反対の言葉に外因死がありますが、
外因死とは怪我、中毒など外部で生じた原因で亡くなることです。

WHOの突然死の定義では内因死と書かれていることから
逆に外因死を含まないことがわかりますね。
なのでこの記事でも怪我や中毒などの外因死は突然死に含めないことにします。

ということで

犬の突然死には

・病気によるもの(心臓病や脳の病気)
・病気によらないもの(老衰)

の大きく分けて2つ存在するということです。

この記事では犬が突然死してしまう前兆について解説します。

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犬が突然死する前に見せる前兆

犬が突然死する前に前兆があることが多いです。
以下、20年以上の臨床経験をもとに詳しく解説していきます。
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(1)体温低下

犬だけではありませんが

亡くなる前

・手足が冷たくなる
・体温低下する

という症状が出ることが多いです。

犬の体温は直腸から測ります。
人間が使う体温計だと犬が痛がります。
ペット専用の体温計を用意しておきましょう。

体温測定の仕方はこちらの動画の2分36秒あたりからがわかりやすいです。

おすすめは先が曲がるサーモフレックスという名前の体温計です。
サーモフレックス (Thermo Flex) サーモフレックス TF8731 (動物用)
先が曲がるのでお尻で体温を測定しても犬の苦痛を最小限に抑えることができます。

(2)食欲廃絶

老犬
犬は年をとると一般的に

・消化吸収落ちてくる
・体を動かす量が落ちる

ものです。

運動量が落ちて消化吸収が落ちてくることで
その結果として食欲が落ちてくることが多いです。

特に亡くなる前は食欲なくなることが多いなって感じます。
さらに水も飲まなくなることが多いです。

(3)痙攣

老犬


亡くなる直前頻繁に痙攣する犬をよく見かけます。
それで痙攣を抑えるお薬(たとえばジアゼパムなど)を処方するケースもあります。
ただ亡くなる直前の話です。
なので、お薬を飲んでも命が助かるかどうかは正直微妙だと思います。

(4)寝たきり

老犬になると体力が落ちてきます
さらに関節に痛みが出たりしてくることが多いです。
その結果、動かなくなり、筋肉がどんどん落ちてきて寝たきりになることがあります。
そして意識がもうろうとしてきて亡くなるケースがあります。

(5)下痢

高齢になると胃腸の動きが悪くなってきて
消化吸収が悪くなってきます。

だからドッグフードを食べると消化不良を起こし下痢をすることがあります。

特に亡くなる数日前は下痢が続くことが多くなったりします。
しかも漏らすような水下痢をすることが多い気がします。

ちなみに動物が亡くなる前
本能として体のものを全部出し切ろうとするといわれています。

(6)反応が鈍くなる

高齢になると耳が遠くなってきます。
そのため音への反応が鈍くなります。
これは老衰が近づいている可能性があります。

(7)呼吸が苦しそう

l呼吸が苦しそうなのは生命の危機の可能性が考えられます。
そういった症状は心臓病でも脳の病気でも起こります。
なので心配な方は動物病院を受診してください。

以上で解説を終わります。